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パナソニック、Let'snote「SX1」を生産する神戸工場を公開

2012年02月14日 11時00分更新

文● 大河原克行

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ソリューションの観点でモノづくりを開始

 パナソニック ITプロダクツビジネスユニットプロダクトセンターの清水実所長は、「これまで神戸工場は、品質力、スピード力、対応力において進化することで、“モノづくり力”の強化に取り組んできた。今後は、これらの蓄積をベースに、1台からの注文に応じる多品種少量変量生産にも対応。一品一様のカスタマイズ体制を確立する」として、ソリューションという観点でのモノづくりを開始する姿勢を示した。

パナソニック ITプロダクツビジネスユニットプロダクトセンターの清水実所長

神戸工場の概要

神戸工場の目指す姿

 特定ユーザーに対する「導入支援サービス」もソリューション体制強化のひとつだといえ、各種ハードウェアオプションの導入および設定、周辺機器の接続設定、アプリケーションプログラムのインストールを実施。導入先企業の社員1人1人の情報や環境を設定し、納入拠点に1台から届けるという。

導入支援サービスの概要

 「届いたその日に、箱を開けたらすぐに使えるようにする。IT部門の作業を代行し、生産性向上を支援できる」(清水所長)とする。

 1台からの多品種少量変量生産に対応できるように、工場直結の材料倉庫を設置し、毎日見直される生産計画にも柔軟に対応。また、セル生産方式によって、需要の変動にも対応しやすい体制としている。

多品種少量変量生産を実現する神戸工場

 加えて、特定ユーザー向けの保守/運用サービスを、神戸工場から実施。ここで得られた情報を量産工程や開発/設計部門、品質保証部門にフィードバックし、さらなる製品品質の向上へとつなげる取り組みも行なわれている。

特定ユーザー向け保守運用サービス

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