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15年の伝統を昇華させ、さらに進化

見た目も中身も洗練! 最新の12.1型「Let'snote SX1」がスゴイ

2012年01月26日 11時00分更新

文● 広田稔、写真●篠原孝志(パシャ)

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パナソニックが「第4世代」として位置づけるLet'snoteの新シリーズ「Let'snote SX1」(CF-SX1)。日本のビジネスマンを考えて設計された最先端のモバイルノートだ

 1月25日、パナソニックがLet'snoteの最新モデルを発表した。今回の目玉は、12.1型ワイドでDVDスーパーマルチドライブを内蔵した「Let'snote SX1」(CF-SX1)と、同じく12.1型ワイドで光学式ドライブなしの「Let'snote NX1」(CF-NX1)という2製品。ともに2月24日に発売予定だ。「S」シリーズと「N」シリーズから変わるこのシリーズで、パナソニックは何を提案しようとしているのか? SX1をメインに見ていこう!

パナソニックのウェブ直販「マイレッツ倶楽部」で買える「Let'snote SX1」(CF-SX1)のプレミアムエディション。価格は、HDDモデルが23万8500円〜、SSDモデルは29万3500円〜。何がプレミアムかは次ページでチェック!

日本のビジネスマンとともに歩んだ15年

 パナソニックという企業はとても実直な会社だ。ユーザーと向き合って、素直にそれを製品に反映していく。日本のビジネスマンに愛され続け、今年で15周年を迎えたLet'snoteも、まさに同社の「ものづくり」を体現したプロダクトといえる。

 例えば、ユーザーが持ち運びやすさを求めれば、本体の薄さと1g単位での軽量化をとことん追求する。2スピンドル機では、内蔵DVDドライブのガワまで取ってしまった「シェルドライブ」を独自に開発して、通常のトレー式ドライブをそのまま搭載するよりも大幅な軽さを実現した。

 電源のない状況でも長く使いたいというユーザーの声を聞けば、大容量バッテリーと省電力を極めて、2006年の時点で12型モデルの世界最長となる約15時間の連続駆動を提供(CF-T5)。頑丈さが重要と分かれば、毎朝ラッシュで混み合う都内の電車に、圧力センサー付きのノートPCを持ち込んでその圧力を計測。なんと、ラッシュのプレッシャーに耐えうるボディーを完成させた。

 高機能機がほしいという声が上がれば、モバイルノートでよく使われる超低電圧/低電圧版のCPUではなく、より高性能な標準電圧版のCPUを組み込む。もちろん、廃熱をちゃんと考えた上での実装だ。

約15時間駆動で名を馳せたT5。あまりに長過ぎて、ユーザーのほうが先にバッテリー切れになってしまう!?

100kg/fの加圧試験を視覚化したもの。女性が上に乗ってもびくともしない天板に「そこまでやるか!」と驚いたもの

 海外で設計しているメーカーでは、日本のビジネスマンの事情をそこまで重視して作るのはなかなか難しい(ちなみにLet'snoteは設計だけでなく、生産まで国内の神戸工場)。さまざまなシチュエーションでわれわれの手に馴染むので、「仕事の相棒はやっぱりLet'snote」と絶大な信頼をよせる方が多いのも納得だろう。

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