リッチ化が進むキオスク端末
キオスク端末をリッチ化する提案も盛んだ。インテルブースでは、Sandy Bridge世代のCPUの高い基本性能を生かした店舗用端末がいくつか展示されていた。例えばアディダスのシューズが並んだ端末では、3Dのモデルをグルグルと自由な角度に変えることができ、デザインの細部を確認できる。さらに、指先操作で、シューズのコンセプトや素性といったことも知ることができる。
また家庭でも普及し始めた裸眼3Dディスプレーを利用して、より精緻なカタログを活用するデモも実施。表現の多彩さをアピールした。
ちなみにリテール市場は地味な分野なので、グラフィックス性能の向上は無縁と思うかもしれないが、実は陳列棚の設計などシミュレーションが活躍する場面は多い。画面が大画面になることで、本当の店舗と同じサイズのモデルで検証することも可能になる。バーチャルで事前に試すことで、効率よい店舗運営が可能になる。