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この冬はPCで「バトルフィールド 3」を堪能しよう! 第3回

「バトルフィールド 3」で勝つためのゲーミング液晶「XL2420T」

2011年12月29日 11時00分更新

文● 佐藤ポン

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 これまでPCで「バトルフィールド 3」をプレイする良さを語ってきた。しかしPCでゲームをプレイするには液晶ディスプレーが必要になる。もちろん、リビングの大画面テレビなどにPCを繋いでプレイすることもできるが、せっかくならゲーム専用の液晶ディスプレーを揃えたいところだ。

 そう思っていたところ、ちょうどいいタイミングで、24型ワイド液晶ディスプレー「XL2420T」がBenQから登場した。この液晶は元プロゲーマーが開発に参加しているFPSに特化した液晶ディスプレーで、オンライン対戦などにおいて、他人に差をつけられるであろう機能を数多く搭載している。ここでは登場したばかりのこの製品を検証し、「バトルフィールド 3」でどれだけの恩恵があるかを調べてみよう。

BenQの24型ワイド液晶ディスプレー「XL2420T」。12月中旬発売予定で、メーカー想定売価は4万4800円前後

 ところでPCのディスプレーを購入するときは、なにを重視して選ぶだろうか? ディスプレーはPCの映像を映し出すだけの機械なのに、価格やデザイン、入力端子、評判などなど、考えなければならない要素は意外と多い周辺機器。CPUやHDDだったら「価格=性能」がすべてなので選ぶのは簡単だけど、ディスプレーはそうはいかない。

 常にPCデスクの上にドーンと置かれているモノなのでデザインは重要だし、持っているハードウェアによって必要な入力端子の数は異なる。もちろん、高い金額を払えば業務用の高級ディスプレーを入手できるけど、プロのデザイナーでない限りは、そこまで色にこだわる必要もないハズ。

 一部のPCユーザーには「色マニア」のような人はいるけど、「Adobe RGBカバー率」とか言われてもサッパリわからない人のほうが多いのが現状。かくいうワタクシも一介のゲーム好きライターなので、色のコトはよくわからない。「見てキレイならばキレイ」くらいにしか思わないのである。それに最近は、わざわざディスプレーで色の調整をしなくても、ビデオカードの環境設定でガンマや彩度の変更ができるしね!

デザイナーならまだしも、実際の色とディスプレーに表示される色をキャリブレーションして、しっかりと調整しているゲーマーは少ないはず。ゲームは架空の設定が多いので、実際の色を調べようがないという側面(というか言い訳)もある

 では、ディスプレーを選ぶときにもっとも重要視しているのはなにか? 筆者の場合はデザインと解像度、そして入力端子の種類。おそらく多くの読者も同じではないだろうか? どんなに高級なディスプレーでも、本体の素材が安っぽいプラスチックだったり、無意味にベゼルが幅広だったりしたら、PCデスクの上に置きたくない。部屋のインテリアデザインが損なわれてしまうからだ。いくら映りがよくても、デザインがかっこ悪いディスプレーは持っていて楽しくない……。これらは最低条件として、加えて性能がよかったら文句ナシだ。

 かなり前置きが長くなってしまったが、そんなワタクシのような人間に最適のディスプレーが、今回紹介するBenQの「XL2420T」だ。同社のフラッグシップに位置するディスプレーで、ゲームをプレイするために生まれた製品である。
 数ある液晶ディスプレーから1機種を選び出すには、デザインが与える第一印象は大きい。その点、この製品は落ち着いたデザインで万人にオススメできる。ベゼルの幅は上下左右共に約18mm。さらに、スタンドも横幅32cm程度と小さく、設置スペースを取らないことも評価に値する。

台座のボタンなどを押すことなく、簡単に130mmの高さ調整ができ、左右35度のスイーベル機能も有する

チルト角度はマイナス5度から20度まで

ピボット(縦回転)機能も搭載しているので、縦スクロールシューティングゲームなども全画面でプレイできる

主なスペック表
サイズ 24型ワイド LEDバックライト
解像度 1920x1080ドット
画素ピッチ 0.276mm
輝度 350cd/m2
コントラスト比 1000:1 (DCR 1200万:1)
応答速度 5ms (GTG 2ms)
視野角 170度/160度 ※コントラスト比10の場合
消費電力 最大45W/エコモード30W
外形寸法 571.4(W)×516.9(D)×149.9(H)mm
重量 約6.1kg

 どーですかっ! 充実した入出力端子とリフレッシュレート120Hz駆動の液晶パネルは、まさにゲームファンのために開発されたディスプレー。HDMI端子がふたつもついているので、PCだけでなくPS3やXbox 360などのゲーム機や、HDDレコーダーなども接続可能。Macintoshなどで採用されているDisplayPortがついているのもポイント。

入力端子は、HDMI ver1.4×2、D-sub15ピン×1、DVI-D(DualLink対応)×1、DisplayPort×1と豊富に用意されている

ベゼル左側面にUSB端子×2とヘッドフォン端子を装備

台座の背面にヘッドフォンスタンドを備えている

防塵用の専用カバーも付属している

 さらにBenQ独自の高速応答テクノロジー「AMA(Advanced Motion Accelerator)」機能をオンにすると、中間階調域(Gray to Gray)では2msの高速応答速度を実現してくれる。動きの速いゲームはもちろん、スポーツ番組やアクション映画などを観るときにも効果はテキメンだ。BenQは「ゲーミングディスプレー」として売り出しているが、「エンターテイメントディスプレー」と名乗ってもよさそうな逸品なのだ。

高速応答技術「AMA(Advanced Motion Accelerator)」を採用。BenQによると、動画再生の際、ゴーストやラグの無い滑らかで美しい映像を実感できるという

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