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iPhone対応プロジェクター「BenQ GP2」特集 第1回

Life's Short. Enjoyment Matters!!

パワポも映画もOK!iPhoneが使えるプロジェクター「GP2」

2012年02月20日 13時00分更新

文● ニンジャ盛田/ASCII.jp編集部 提供● BenQ Japan

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いろんなところに持っていきたくなった

 使い方を確認したところで、さあーお待ちかねのホームシアターでござるよ!

 自宅の机にiPhoneをセット、蛍光灯をパチッと消して、iTunes Storeでレンタルしてきた「トイ・ストーリー3」を再生すると、うおおおでけええええ! と思わず声が出た。蛍光ピンクに蛍光グリーンのカラフルな主人公たちはそれぞれの色味がちゃんと出て、字幕もジワッとぼやけずちゃんと読める。

 高コントラストとはいえ200ルーメンって暗くないの? と心配する必要はまったくなかった。むしろ解像度が高くないYouTubeの手撮り動画(忍者が好きな犬猫系ビデオはかなり解像度が低い)なんかを再生すると四角いブロックノイズまでしっかり大画面で映してくれるので、なるべくHD画質に近いものを選んだ方が良さそうだ。

6畳間を占拠しているベッドの上に…

初音ミク「メルト」を映してみた。うおおでかい!画面はハメコミではありません!!

HDDレコーダーをつなげば60インチのテレビ代わりに

 ただしiPhoneはホーム画面からすべてが映せるわけではなく、ビデオ、YouTube、スライドショーなど対応するアプリの内容が出力できる。狭い部屋なので1.5メートルくらいの距離で投影したところ、画面サイズは60インチくらいのイメージだった。テレビにしたら20万円弱なのでお得な感じがする。ていうか1/3くらいの価格だ。

 そうだテレビみたいなものじゃないかと思ったので、DVD/HDDレコーダーをコンポジットでつないでみると、何の問題もなく映ってくれた。わが家の液晶テレビ様(19インチの極小AQUOS)と比べると差がありすぎて笑ってしまう。もちろん録画リストからすべて操作できて、かなり大きく映してもしっかり文字が読めた。

左下が液晶テレビ(19インチ)、そして壁に映しているのがGP2。圧倒的じゃないか…

PSPのときと同じく付属のケーブルを使い、コンポジットでつなぐ。アナログ入力は本当に便利

ノートパソコンを会議室に持っていく必要ありません

 続いて、文字といえばプレゼンだと思い、Word/Excel/PowerPointを読み出してみる。数十MBで容量重めのデータは少し読み込みに時間がかかるが、基本的にはサクサクサクッと映ってくれる。驚かされたのはExcelで、9ポイント相当の小さな字も読めた。

 そしていずれもリモコンの前後ボタンでページめくりができる。Excelはタブごとにページをめくるので、同じグラフ内をスクロールするだけでなく「では、次の表です」という使い方もできる。映像は蛍光灯の下でも問題なく読めたので、これ1台とUSBメモリーを持ち歩けばどこでも使える。わざわざノートパソコンを持っていく必要はない。

PowerPointはくっきりはっきり。資料系なら蛍光灯の下でもしっかり読めた

つづいてExcel。9ポイント相当の小さい文字もつぶれずに読める

 不思議なことに「どこでも持っていける」と思うと、急に楽しくなってくる。街路灯ギラギラの屋外で使う! というのはさすがに難しくても、フジロックのDAY DREAMINGみたいに小さめのフェス/レイヴをするとき、白いシーツ1枚あればVJに使えるだろう。

 小さいことだが気になったのは、プロジェクターに足がなく、何かを足代わりに踏ませて角度を付けるしかないこと。その辺り、小型なので応用が利くところではある。

忍者の結論――めっちゃ楽しい遊び道具として「買い」!

 というわけで一通り使ってみての感想は、とても良い意味で“遊び道具”を手に入れた、という感じだった。

 「フルHD解像度でシネコン並みの迫力を! オーディオはもちろん9.2ch!」というハイブローな感性ではなく、もっと気軽でカジュアルに「YouTubeとかiPhoneの写真とか、大画面で見るとスッゲー楽しいから! マジで!」という、今っぽい、若々しい感性がピタッとくる。

 そうして遊びと考えてみると、「軽くて小さい」というのは解像度よりもインパクトが大きいもので、実家に持っていき子どものアルバムをスライドして見せる、Ustreamのパブリックビューイングをするなど、次から次へと自分なりの使い方が考えられる。

 「Life's Short. Enjoyment Matters!!」(人生は短いよ、楽しいことしようよ!!)というGP2のキャッチコピー通り、まるで新しいゲーム機を買ってきたときのようなワクワクと楽しさがあって、忍者的にはかなり楽しめたでござるよニンニン!


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