11月29日、NTTソフトウェアはメール誤送信を防止するソリューションの「CipherCraft/Mail(サイファークラフト メール)」の新バージョンを発表した。メールに含まれる個人情報を自動検出する機能などが追加されており、販売開始は12月1日の予定だ。
新バージョンでは、
- メール本文と添付ファイル内の個人情報自動検出
- 複合条件に合致したメールを検知する「組み合わせ条件設定機能」
が可能になる。
この1つ目の新機能は、住所や人名(姓)、電話番号、メールアドレスという個人情報がメール本文や添付ファイル内(Microsoft Office文書とPDF)に一定件数以上含まれる場合、スコアによるメールの危険度判定ができる誤送信防止画面上に表示するもの。これにより、送信者に対して個人情報の存在を注意喚起し、個人情報の含まれるメールは上長承認を必須とするなど個人情報の漏えい対策をより強化できるという。
2つ目の組み合わせ条件設定機能は、事前に設定した複合条件(宛先情報/キーワードなど)に合致したメールが検出された場合のみ誤送信防止画面上に、スコアを表示するものだ。これにより、宛先の企業ごとに注意すべきキーワードを設定したり、社外に対して個人情報の含まれた添付ファイル送信を禁止するなど、企業の運用にあわせた誤送信防止対策やメールフィルタとしての利用ができるという。
価格は、100ユーザー利用時で、ライセンス価格が30万円、オプションの添付ファイル内検索が5万円からなど。年間保守料金は製品定価の15%で、初年度は必須となる。
