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最新無線LANで爆速ワイヤレス人生を満喫 第3回

無線LANの付加機能で家庭内ITを快適にする方法

2011年09月22日 12時00分更新

文● 池田圭一

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ゲーム機接続のセキュリティ低下も解決!

 無線LANの普及は、ゲーム機が無線LANに対応したことも大きく影響している。PS3やXbox360といった据え置き機から、ニンテンドーDSやPSPといった携帯ゲーム機までが無線LAN機能を搭載した。

 だが、そこで問題になったのが「ニンテンドーDS/DSi」の無線LAN接続時のセキュリティーだった。初期の頃、これらポータブルゲーム機は、無線LANセキュリティーの中で最も低レベルの「WEP」しかサポートしておらず、無線LANルーターのセキュリティーを落として対応するしかなかった。WEPの暗号強度は低く、ソフトウェアの実装にも問題があったため、簡単なユーティリティを使うとわずか数分でセキュリティーを破られることが判明したのだった。

 家庭内LANの心臓部ともいえる無線LANルーターのセキュリティーが破られれば、ネットワークに繋がったすべての機器が危険にさらされることになってしまう。

 この状況を打破すべく無線LANルーター側で用意したのは、ゲーム機専用の無線LAN経路を設けることだった。ゲーム機を他の機器との接続から切り離すには、無線LANの識別に使われるSSIDを別のものにすればいい。こうして生まれたのが「セカンダリーSSID」などとも呼ばれる、複数のSSIDを扱えるようにする機能なのだ。

プラネックスコミュニケーションズ「MZK-WG300NX」の設定画面。ゲーム機用の専用SSIDを選択。暗号化方式は、ゲーム機のセキュリティーに合わせWEPとなっている

アイ・オー・データ機器「WN-G300DGR」のSSID設定画面。パソコン用、動画などのストリームデータ配信用、ゲーム機用と、最大で3つのSSIDを使い分けられる

LANアダプタやUSB子機の高機能化など
無線LAN関連製品も充実

 最後に、無線LANに関係するハードウェアの進化もチェックしておこう。

 電波を効率よく送受信するにはアンテナの特性が深く関係している。そのため、初期の無線LANアダプター(子機)は、比較的大きめのサイズだったが、技術革新によって子機の小型化も進んだ。下の2製品は、USBメモリーではなく、れっきとした無線LAN子機である。しかも、接続速度は300Mbpsに対応する。

300Mbps接続(デュアルチャンネル、2対2 MIMO)に対応する超小型のUSB子機。左:プラネックスコミュニケーションズ「GW-USEco300」/右:アイ・オー・データ機器「WNG300U」

 また、ほとんどのノートPCが無線LAN子機機能を内蔵するようになった今、無線LAN子機にもさまざまな機能が搭載されるようになった。

 例えば、ここで紹介したプラネックスコミュニケーションズのUSB子機「GW-USEco300」とアイ・オー・データ機器の「WNG300U」は、どちらも超小型のボディーに小さなボタンが付いている。これはWPS接続に対応したボタンであり、パソコンに差し込んだあと、USB子機のボタンと無線LAN親機にあるWPSボタンを同時に押すだけで、複雑な設定をすることなく接続できる機能だ。

 そして、どちらのUSB子機も付属のアプリケーションを使うことで、無線LAN親機に変身する機能を持っている。有線LANでインターネットに繋がっているデスクトップPCを、一時的にゲーム機用の無線LAN親機にしたり、WiMAXなどでモバイルインターネットに接続しているノートPCを親機にして、会議や打ち合わせなどで小規模なネットワークを構築したりと、いろいろな使い方ができるのである。

NEC「WL300NE-AG」。親機との接続も前方下にある「らくらくスタート」(WPS)ボタンを押すだけ。背面の有線LANポートがどちらもギガビット対応なのが特徴だ

 こちらは有線LANと無線LANを相互変換するNECの「WL300NE-AG」だ。本体背面の有線LANポートは、どちらもギガビットイーサネット(1000BASE-T)に対応。接続速度300Mbpsのメリットを活かしつつ、デスクトップPCとテレビ、テレビとデジタルレコーダーなど、同時に2つの有線LAN接続機器の無線化を可能とする。ケーブルが増えてくると見た目も美しくないし、掃除も大変だし、絡まってしまうと断線の危険もある。リビングなどに置いてあるネットワーク対応AV機器などは、この機能でケーブルをスッキリさせたい。

無線LANを導入するメリットは多大!

 最新無線LAN機器の特徴とメリットを感じていただけただろうか? 無線LAN黎明期に導入したユーザーにしてみれば、そろそろ製品の機能が物足りなくなってきた頃かも知れない。ネットワーク機器は、一度導入すれば3~5年はトラブルなしに動き続けるのが普通であり、パソコンよりも長寿命だ。今導入するなら、現時点で最高のスピード、先進の機能を持つ最新機器を選ぼう。何年も使える機器だからこそ、そのほうがトータルでオトクになるのである。

無線LAN周辺機器カタログ
さまざまな無線LAN関連アイテム編

 無線LANの発達に伴い、電波の受信をアシストする指向性アンテナや、防犯でも活躍するネットワークカメラ、はたまた無線LANで接続する体重計など、周辺機器のバラエティーも豊かになってきた。ここではその一部を紹介しよう。

 AirStation WHRシリーズに標準搭載された2本の外部アンテナを1つにまとめて増設できるオプションアンテナ。特定方向に距離を伸ばしたい場合に最適だ。価格は4000円強(Amazon調べ)。



 いわゆる防犯カメラ。無線LANに接続して、自分のパソコンにカメラの映像を飛ばすことができる。ナイトビジョン機能もあるので、暗いところでも怪しい人物をバッチリ映し出すことができる。

 カメラの角度もパソコンやスマホなどで操作して変えることができるので、文字通り自宅警備員になれるのだ。価格は2万円前後(Amazon調べ)だが、簡単に導入できるので、安全・安心をこの金額で買うと思えば安いだろう。





Amazon.co.jpで購入

 Coviaが発売している、無線LAN接続可能な体重計「WiFi Body Scale」。体重だけでなく、BMIや体脂肪も計れるのだが、なんとこれらのデータがサーバーにアップされてパソコンやスマホなどからチェックできるのだ。しかもTwitterにも連動し、日々の体重を呟いてくれるのである。ちょっと恥ずかしいが、逆にTwitterで晒されることによって「太ってなるものか!」とダイエットが捗るのかもしれない。友達とダイエット競争もできるだろう。孤独に体重を測るのが寂しいアナタに。価格は1万8200円(Amazon調べ)。


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