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ついに姿が見えた! Windows 8最新情報 第5回

実機で体験 Windows 8時代のタブレットはこうなる!?

2011年09月15日 16時40分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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センサーやNFCも内蔵
Windows 8の機能をひととおり試せる

内蔵センサーで自動縦向き表示ももちろん可能

 Windows 8の機能を開発者に体験してもらうための機材であるため、700Tには各種センサー類が豊富に備わっている。本体の向きを検出する加速度センサーやGPS、またセンサーではないが非接触式通信技術「NFC」(Near Field Communication)に対応する機能モジュールも内蔵されている。ただし、これらをどう使うかはアプリ次第で、現状ではNFCを使った機能は特に見当たらない。「開発者向けに配布しているのだから、これを使ってアプリを作ってくれ」ということだろう。

Windows 8でのエクスペリエンスインデックス。数値の基準がWindows 7と同じかどうかわからないが、スペックと数値を比較すると、Developer Previewでは同じ基準を使っているようだ

Metro Styleのコントロールパネル。スイッチの切替などはAndroidやiOSと似たような案配。ただしすべての項目がMetro Styleで用意されているわけではない

Metro Styleにはない項目を操作したいときは、従来型のコントロールパネルを表示する。製品化に近づくにつれて、これらの項目もMetro Style側に移植されるのだろう

Windows 8のコントロールパネルで新しく加わった「Notification」(通知)の設定。Metro Styleアプリはこれを積極的に活用して、動作状態の通知に利用するように推奨されている

通知の一例。USBメモリーを装着したところ。従来は単体のウインドウが画面の中央に開いて邪魔だったが、Windows 8では通知として右隅に表示される。選べる機能は特に変わっていない

組み込みのInternet ExplorerはInternet Explorer 10になる。Metro Styleではアドレスバーやボタン類が下に表示されるので、少々違和感はある。従来型デスクトップで起動すると、IE9と同じ見た目になる

開発用プレビューでも驚くほど軽快
タッチでのMetro Styleは新鮮な驚きが

 700TにプレインストールされているWindows 8はあくまでも「Developer Preview」なので、当然ながら動作の安定性という面では問題がある。それでもStart Screenを操作していると、その動作の軽快さには驚かされる。Edgeの操作でアプリを切り替えたりする操作や、画面上のタイルやコントロールに触れたときの反応が機敏なのだ。

 快適さを大きく左右するMetro Styleの表示レスポンスについては、マイクロソフトは非常に重視して開発を進めている。その成果が早くもDeveloper Previewでも現われているようだ。Metro StyleがGPUを表示に活用していること、OS自体のメモリー使用量が少ないことも、快適さに寄与しているのかもしれない。

 いずれにしても、Windows 8をタッチ操作した時の体験は、今までのWindows 7/Vistaでのタッチ操作とはまったく違うレベルの快適さがある。最近ではタッチパネル搭載のWindows 7パソコンは少なくなってしまったが、今タッチパネル搭載パソコンを持っている人は、Windows 8の登場を楽しみに待つとよいだろう。期待を裏切らない快適さが得られるはずだ。またWindows 8の真価を体験するには、やはりタッチパネルなしよりも、ありのパソコンの方が断然いい。Windows 8時代のパソコンやディスプレーを選ぶ際には、タッチパネル搭載が当たり前、という状況にもなりそうだ。

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