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オールギガ+3G対応したRT107eの後継機種

スマホアクセスにL2TP/IPsecが使える「RTX810」

2011年09月08日 07時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月7日、ヤマハは全ポートギガビットに対応したエントリルーター「RTX810」を発表した。2005年に発売したRT107eの後継機種で、3G回線対応や低消費電力などの特徴を持つほか、スマートフォン等への安全なリモートアクセスを実現するL2TP/IPsec対応を実現した。

 

ヤマハの新エントリルーター「RTX810」

 RTX810は、RT107eと同等の小型筐体に、ギガビットポートを5ポート搭載。1Gbpsのスループット、200MbpsのVPNスループットを実現している。また、昨今のヤマハルーターと同じく、USBポートやmicroSDポートを各1ポート搭載し、3G対応のUSBデータ通信端末やUSBメモリ、microSDなどを用いた拡張機能を利用できる。さらに、フレッツ光ネクストのデータコネクトに対応し、Telnet経由でのリモートセットアップや拠点接続などをが可能になっている。

 また、ヤマハ製のスイッチ「SWX2200」をルーター経由で設定・制御する機能やルーターの監視や制御に利用できるLuaスクリプト、リブート時のRAM領域をコピーして保存する機能なども用意されており、保守管理性を向上させた。スマートフォンやタブレットからのリモートアクセスのため、L2TP/IPsecによるVPN接続にも対応。社内アプリケーションの利用はもちろん、LAN監視制御やWake on LANでのPC起動も可能になる。

 

 低消費電力という特徴も継承しており、ギガビット化したにも関わらず、USB/microSDポート非使用時での1000BASE-Tのリンクアップ消費電力を5.2Wに抑えた(RT107eは100Mbpsでのリンクアップ消費電力で3.7W)。

 

 希望小売価格はRT107eと同じ7万1400円(税込)で、出荷は11月上旬を予定している。ウォールマウントキットもあわせて発売される。

 

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