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“使えるスマホ”を叶えるアイテム研究所 第3回

スマホの子機に便利! 1台3役の「iBOW mobile」を試す

2011年08月29日 12時00分更新

文● 行正和義

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 スマートフォンの周辺機器といえば外付けキーボードやハンズフリー通話ヘッドセットが定番といったところ。プリンストンの「iBOW mobile」は、Bluetoothキーボードに通話機能、ミュージックコントローラーをまとめた製品だ。

「iBOW mobile」。Android用とiOS用の2種類がある

「iBOW mobile」。Android用(左)とiOS用(右)の2種類がある

 Bluetooth接続のキーボードやヘッドセット、あるいはコントローラー付きのオーディオアダプターといった商品はすでに何種類も販売されていて、とりたてて珍しいものではないが、モバイルサイズの1台にまとまっているのは珍しい。

電話の受話器になるキーボード

通常の折りたたみ式ケータイよりもサイズは小さい

通常の折りたたみ式ケータイよりもサイズは小さい

 本体サイズは幅44.1×奥行き106.1×高さ11.99mm、重量は約45g。シンプルケータイ、またはiPod nano(縦長)をやや大きくしたといったところ。QWERTYキーボードの左下には電話のオンフック/オフフックが、裏面にはミュージックコントローラーが備わっている。

上部のイヤフォン端子

上部のイヤフォン端子

底面には充電用のUSB端子を搭載する

底面には充電用のUSB端子を搭載する

 上部にはイヤフォン端子があり、イヤフォンで音楽を聴くことが可能。背面のミュージックコントローラーで音量調整や早送り/巻き戻しなど音楽再生操作ができる。そのほか、ホーム/キャンセル/カーソルなどの機能もあるため、スマートフォン自体の操作もある程度行なえる。

 イヤフォン端子は残念ながらイヤフォンマイク端子ではないため、マイク付きのイヤフォンで通話することはできない。ただし、キーボードの両側にマイクとスピーカーが内蔵されており、電話がかかってきたときは本機をそのまま耳にあてて通話できる。

 本機の電源が入った状態で、携帯電話に着信があればスピーカーから着信音が鳴るので、キーボード左下のオフフックボタンを押せばそのまま通話できる。ただし発信操作はできない。

背面にはミュージックコントローラーと、ホームボタンなどを搭載する

背面にはミュージックコントローラーと、ホームや戻るボタンなどを搭載する

 Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、対応プロファイルはHID/HSP/HFP/A2DP/AVRCPとなる。ペアリングの方法はシンプルで、背面中央(ミュージックコントローラーの「再生」)ボタンを押しながら側面の電源スイッチを入れるとペアリングモードとなり、Android端末もしくはiPhoneのメニューからBT機器の検出・登録を行なうだけ。

 パスコードはスマホの画面に表示される数字、もしくは(画面に表示されない場合は)任意の4桁の数字をキーボードで入力し、Enterキーを押せば承認される。

 もちろんバッテリーを内蔵しており、連続通話が約20時間、連続再生が約15時間、連続待受が約400時間行なえる。

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