携帯電話のサイズがまだまだ大きい時代には、有線の家電(イエデン)がコードレスに向かったのと同じ欲求が自然と起こってきても不思議はない。その昔、筆者が愛用していたNokiaのケータイにコードレスのヘッドセットが登場したのはもうかなり昔のことだ。
しかし、ケータイのサイズがどんどん小さくなって、パソコン機能やデジタルミュージックのプレイバック機能が盛り込まれたスマートフォンに成長してしまった現在、その欲求はより複雑なものとなった。
さらにiPhoneは、メールやメモの入力には内蔵のソフトウエアキーボードを使うのが開発者側から言わせれば当たり前とのことのようだが、より快適なキー入力を望むなら外付けのキーボードが欲しい人も多いだろう。
iPhoneには純正のパソコン用のBluetoothキーボードやさまざまな外付けキーボードが販売されている。筆者は、Androidケータイの一部や、国産のスマートフォンに採用されているスライド式のキーボードを使ってみたりしたが、重量バランスが不安定で早々に使用を止めてしまった。
iPad用として販売されている何種類かのキーボードも使ってみたが、やはりiPhoneと一緒の携行には無理があり、長続きはしなかった。そんなタイミングで偶然、秋葉原で見つけたのがプリンストンテクノロジーが発売している1台三役の「iBOW(相棒) mobile」キーボードだった。
iPhoneより一回りコンパクトで、軽さは45g。iPhoneやAndroid携帯とBluetooth機能を利用して接続し、「キーボード」、「通話の為の受話器」、「オーディオ再生」の3つの機能をワイヤレス環境で実現できる「両面型」のスマートコントローラーだ。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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