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動画配信プラットフォームの選択とYouTubeの利用

2011年09月14日 11時00分更新

文●高橋 仁/クロスコ

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 Webサイトで動画コンテンツを提供する場合、コンテンツに最適な配信プラットフォームを検討する必要があります。動画を配信する方法には、「ダウンロード(プログレッシブダウンロード)配信」と「ストリーミング配信」の2種類があり、ダウンロード配信は通常のWebサーバー、ストリーミング配信は専用のストリーミングサーバーを使って配信します。

 また、ストリーミング配信は、あらかじめ録画したデータをリクエストがあったときに配信する「オンデマンド配信」と、リアルタイムで生の映像を中継配信する「ライブストリーミング」の2つに分かれます。

配信プラットフォームを選択するポイント

 CM程度の短い動画であれば、HTMLや画像と同じように通常のWebサーバーにアップするだけで、簡単にダウンロード配信ができます。一方、動画の尺が長く、ファイルサイズが大きい場合は、ダウンロード配信では待ち時間が長く、サーバーの負荷も増えるため、ストリーミング配信を選択したほうが安全です。

 ストリーミングサーバーは自前で構築する方法もありますが、安定した動画配信が必要な企業サイトでは、CDN(負荷分散型サーバー)や帯域保障のある配信サービス(ASP)を使用するのが一般的です。FlashでDRM(デジタル著作権管理)機能を使う場合に必要な「Flash Media Interactive Server」も、ASPなら手軽に利用できます。

 最近では、動画配信サービスの使い勝手も向上しており、動画エンコードの最適化などの手順を簡略化できるようになっています。予算や目的に合った機能を持つサービスを選ぶとよいでしょう。

動画共有サイトなどのフリーのプラットフォーム

 クライアントの了承が得られれば、「YouTube」などの無料の動画共有サイトを利用するケースもあります。動画共有サイトを使った配信では、動画ファイルをアップしてURLをサイトに埋め込むだけで簡単に利用できるうえ、サーバー費用などのコストがかかりません。クライアントの企業サイト以外でも動画が視聴される、動画共有サイトのサービス停止時には動画が視聴できない、といった点が問題なければ、積極的に活用することでコストダウンを図れるでしょう。

 動画を生配信できるライブストリーミングも、Twitterなどのソーシャルメディアと連携して視聴者を呼び込む「USTREAM」や「ニコニコ生放送」のよう無料のプラットフォームが利用できるようになり、企業のPRやセミナーなどで使われる機会が増えてきました。

 Webサイトでの動画提供は、今後は単に配信するだけではない、ユーザーとのコミュニケーションメディアとしてより活用されるようになると考えられます。

著者:クロスコ

クロスコは、映像技術とコミュニケーション支援のサービスドメインを持ち、Webサイト、動画・映像などを組み合わせたクロスメディアプロモー ションを、ワンストップで実現してきました。アナログ停波後のデジタルメディアの多様化、ソーシャルメディアのコミュニケーションにも先立って対応 し、あらゆるタイプのマルチデバイス、マルチスクリーンのコンテンツの制作・開発・サービス提供を行なっています。こうした先進のノウハウにより企業の皆様にこれから必用とされる新しいコミュニケーションの形を、戦略からご提案・提供してまいります。

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