「グローバルIPネットワーク」を利用したイーサネット仮想専用線サービス
NTT Com、国際イーサネット専用線「グローバルバーチャルリンク」
2011年07月27日 06時00分更新
7月26日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は国際IPバックボーン「グローバルIPネットワーク」上で、イーサネット仮想専用線サービス「グローバルバーチャルリンク」の提供を開始すると発表した。

「イーサネット仮想専用線サービス「グローバルバーチャルリンク」はグローバルIPネットワーク」を利用するサービスだ
グローバルバーチャルリンクは、同社が運用するオープンネットワーク型サービス(グローバルIPネットワーク)上に仮想専用線を実現し、汎用性の高いイーサネット型で提供するサービス。高速広帯域なサービスを世界中に安価で提供可能であり、高速国際専用線を手軽に利用できるという。
アメリカ現地法人「NTTアメリカ」が2006年よりアメリカ国内で先行提供していたサービスだが、ユーザーからの要望を受け、サービス提供エリアを全世界に拡大。NTT Comによるグローバルなサービス提供が行なわれることとなった。
サービスは、100Mbpsから10Gbpsまでのイーサネット品目をポイントツーポイント型で提供する。クラウド間のミラーリング、大容量ファイル伝送、バックアップ回線としての利用など、大容量なデータ通信をグローバルに扱うコンテンツ事業者、ISP事業者などの多様な用途に適している。料金プランについては、大容量かつバースト性の高いトラフィックを安価に利用できる従量課金メニュー、月間のトラフィック量に左右されない定額料金によるメニューを用意する。
サービスの提供開始日は7月26日で、提供地域は日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、ポーランド、香港、シンガポール。順次、世界主要都市へ提供地域を拡大する予定だ。
