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アジアの通信事業者として初めてとなる「統合型IPX」を提供

NTT Com、通信事業者向けIPXにBlackBerry用接続追加

2012年02月23日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月22日、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は通信事業者向けに提供している国際中継サービス「IPX(IP eXchange)」にBlackBerryのインフラに接続を行なう「RIM接続」を追加、アジアの通信事業者として初めてとなる「統合型IPX」を提供すると発表した。

「RIM接続」が加わったNTT Comの「統合型IPX」

 これまで同社はIPXとして、「国際音声通話」、国際ローミング中の携帯電話の在圏情報や、SMS(ショートメール)を中継する「国際ローミング信号中継」、国際ローミング中のメールやWebサイト閲覧などのパケット通信サービス中継する「国際ローミングデータ中継(GRX)」を行なってきた。単一ネットワークで3サービスの提供が可能なため、サービスユーザーである通信事業者には、サービスごとの対応が不要で保守・運用の一元化が可能、回線数の削減やネットワーク帯域が有効活用できるというメリットがある。

RIMインフラストラクチャーへの接続が提供される「RIM接続」

 今回加わったRIM接続は、NTT Comが複数の通信事業者のトラフィックをIPXネットワークに集約し、BlackBerryの運用会社であるカナダRIM(Research In Motion)のインフラストラクチャーへの接続を一元的に行なうもの。従来、BlackBerryスマートフォンを自社の顧客に提供する通信事業者は、専用線などで個別にRIMのインフラストラクチャーに接続する必要があったが、RIM接続を利用することで、通信事業者は安価に、かつ他のIPXサービスとワンストップの環境を実現できるという。

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