VMware とAPI連携を持つ専用ファイルシステムを採用
ノックス、VMware専用NAS「Tintri VMstore T445」を投入
2011年07月27日 06時00分更新
7月26日、ノックスは独自のVMware専用のファイルシステムを採用した米ティントリのストレージ「Tintri VMstore T445」の国内販売を9月から開始すると発表した。
ティントリはヴイエムウェアやネットアップ、データドメインなどのエンジニアによって2008年に設立されたベンチャーで、仮想サーバーの増加によるパフォーマンスの劣化という事態を解決するため、独自の設計思想により開発された製品とのこと。
Tintri VMstore T445は、1.4TBのSSDと8.5TBのSATA HDDのハイブリッド構成されたNFSストレージ。外部インターフェイスはギガビットEthernet(1/10Gbps)を2つ搭載できる。I/O処理を93%以上のヒット率でアクセスするSSD上で実行するため、高いパフォーマンスを維持。また、574179製品で特徴的なインラインでの重複排除技術をプライマリストレージとしてはじめて搭載する。
最大の特徴は、VMwareとAPI連携するファイルシステムで、LUN(Logical Unit Number)を廃し、1ノード=1データストアという構成で利用する。運用中でもノンストップで拡張できるほか、仮想マシンごとに優先順位を付けたり、パフォーマンスの統計をとることが可能だという。5万IOPSレベルの稼働環境、240台のFC-HDDを収納するため、従来は2ラックが必要だったが、Tintri VMstore T445では4Uのサイズに収容できるという。
国内では「100VMs程度以上のディスクを使用するユーザー」をターゲットとして設定している。