将来性&拡張性は問題ナシ!
スペックに応じて3種類のパッケージを選べる
記事冒頭にも挙げたように、XPS 15zには、CPUやメモリー、HDD容量などが異なる3種類のパッケージが用意されている。それぞれの違いは以下のとおりだ。
「XPS 15z 最新プロセッサープレミアムパッケージ」 | |
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CPU | Intel Core i5-2410M(2.3GHz) |
メモリー | 4GB(2GB×2) DDR3-SDRAM |
HDD | 500GB(7200回転) |
ディスプレー解像度 | 1366×768ドット |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce GT 525M(1GB)、Intel HD Graphics 3000 |
「XPS 15z 最新プロセッサープラチナパッケージ」 | |
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CPU | Intel Core i5-2410M(2.3GHz) |
メモリー | 6GB(4GB×1+2GB) DDR3-SDRAM |
HDD | 750GB(7200回転) |
ディスプレー解像度 | 1920×1080ドット |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce GT 525M(2GB)、Intel HD Graphics 3000 |
「XPS 15z 最新高速プロセッサープラチナパッケージ」 | |
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CPU | Intel Core i7-2620M(2.7GHz) |
メモリー | 8GB(4GB×2) DDR3-SDRAM |
HDD | 750GB(7200回転) |
ディスプレー解像度 | 1920×1080ドット |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce GT 525M(2GB)、Intel HD Graphics 3000 |
9万9980円の「XPS 15z 最新プロセッサープレミアムパッケージ」のみ、購入時に2種類の液晶ディスプレーを選べる。解像度1366×768ドット(XGA)、またはフルHDの1920×1080ドットで、フルHDでは価格9975円プラスとなる。
とはいえ、CPUはデュアルコアの第2世代Core i5/i7なので、どのモデルも長期間ストレスなく使えるだろう。HDDの回転速度も毎分7200回転と十分な速さだ。パッケージを選ぶ際はメモリーやHDDの容量を軸に今後の使い方を含めて考えるといいだろう。
また全パッケージに、グラフィックス機能として「NVIDIA Optimus」テクノロジーに対応したNVIDIA GeForce GT 525M(1GB/2GB)が搭載されている。「NVIDIA Optimus」テクノロジーとは使用状況によってグラフィックス機能を切り替える機能で、低負荷の状況ではより省電力なCPU内蔵のグラフィックス機能Intel HD Graohics 3000に切り替わる。そのため、マシンの消費電力が抑えられ、バッテリーも長持ちするというわけだ。
そのほかの共通スペックとしては、光学ドライブはスロットインタイプのDVDスーパーマルチドライブ。Blu-ray Discドライブでは本体が厚くなってしまうとのことで、今回のモデルには採用されなかった。
無線通信機能はIEEE 802.11a/g/n(11bではなく11aである点に注意)とBluetooth 3.0+HSに対応。インターフェースはUSB 3.0端子×2、eSATA/USB 2.0端子の構成。映像出力用には、HDMI 1.4端子とMini DisplayPort端子が用意されている。また、無線でテレビやディスプレーと接続できる「WiDi」(Intel Wireless Display)規格にも対応している。
プレインストールされているソフトは、専用ランチャーの「Dellステージ」、DVDプレーヤー「PowerDVD 9.5」、メディア作成ソフト「Roxio Creater Starter」など。ユニークなところでは、ウェブカメラで撮影した顔画像からWindows 7のロック画面を解除できる顔認証ソフト「FastAccess」が用意されている。
なお、どのモデルもオプションで「Microsoft Office Personal 2010」(2万1000円)、「Microsoft Office Home and Business 2010」(3万1500円)、「Microsoft Office Professional 2010」(4万8300円)を選択できることを覚えておくといいだろう。仕事にも使いたい人は必要となるはずだ。