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デザインも重視したいユーザーに強力推薦!

世界最薄15.6型のプレミアムノート、デル「XPS 15z」 (2/4)

2011年07月28日 12時00分更新

文● 高橋 量

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これがデルの本気だ!
見た目と機能性を追求した抜群のデザイン

 XPS 15zは、プレミアムな大型ノートPCである。どれくらいプレミアムかというと、外箱と化粧箱の2つの箱に入れられているほどだ。まあ、化粧箱はマシンの性能にはまったく関係ないが、それくらいデルの本気が感じられるというわけである。

外箱と化粧箱と本体。外箱を開けると、さらに化粧箱が現われる。「XPS 15z」はその中に大切に納められているのだ

 本体デザインにも、デルの本気がひしひしと感じられる。まずはなんと言っても驚異的な薄さ。厚さがわずか24.68mmと15.6型ディスプレー搭載機では世界最薄レベルである。液晶ディスプレーの厚みは10mmもなく、非常に薄くてシャープな印象だ。

 これだけ本体が薄いと、心配なのはその剛性だろう。この点もぬかりなく、XPS 15zは本体部分にアルマイト加工の施されたアルミニウムシャーシを採用しており、薄いながらもしっかりとした強度を確保している。その質感もすばらしく、本体カラーは明るいエレメンタルシルバーの上に、少しざらついた梨地加工が施された落ち着いた雰囲気だ。

本体部分にアルマイト仕上げのアルミ素材を採用。手触りも良くシックなデザインだ。エッジが曲面で構成されているので実際の厚さよりも薄い印象を受ける。エッジ部分に光が当たるとハイライトが生じ、鋭利な刃物のようにも見える

 パームレスト部分にはマグネシウム合金を採用。本体よりも一段階トーンの低い色合いだ。表面のつや消し加工によって指紋や油脂の汚れが非常に目立ちにくく、しばらく使っていても経年劣化を感じさせることはないだろう。

マグネシウム合金による質感は上々。指紋などの汚れが付きにくいのもうれしい

 キーボードは、キーとキーの間が離れたアイソレーションタイプである。キーピッチを計測してみたところ、約19mmとフルサイズキーボード並みの間隔で非常に入力しやすい。キーストロークは約3mmと深く心地良いタッチだ。防滴設計のため、万が一コーヒーなどをこぼしてもマシンに深刻なダメージを与える可能性は低い。

 また、オン/オフ自動切り換えに対応したキーボードバックライトを搭載しており、多少暗い場所でもミスすることなく快適にキー入力を行なえる。タッチパッドはマルチタッチ対応で、サイズも横幅100×縦56mmと大きく使いやすい。

アイソレーションキーボードを採用。記号などを入力する右側のキー(Enterキー周辺)は若干小さめだが、使いにくさは感じない

2段階の明るさに対応したバックライト。暗い場所でもキーをハッキリと把握できる

 キーボードの両脇には、ステレオスピーカーが配置されている。ブランドものではなく標準的なスピーカーだが、音声補正システム「Waves MaxxAudio 3」の効果によって広がりのある高品質なサウンドを楽しめる。

「Waves MaxxAudio 3」の設定画面。コントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」→「Realtek HD オーディオマネージャ」から利用できる。オン/オフを切り替えるとその違いは歴然

 本体とディスプレーをつなぐヒンジ部分には、電源ランプが配置されている。ちょっと分かりにくいが、おもしろい試みだ。本体左側面にはバッテリー残量を示すLEDが用意され、ボタンを押すとLEDの点灯個数によってバッテリー残量が分かるようになっている。

ヒンジのミゾと同化した電源ランプ。電源OFFの状態ではまったく気がつかない

ボタンを押すとLEDが点灯。フル充電のときは5個すべてが点灯する

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