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柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第71回

スマホやiPadで地デジや録画番組をハイビジョンで見る技

2011年06月28日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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スマホやiPadで視聴する

 WindowsとMac用の再生ソフトは無料でダウンロードできるが、モバイルデバイス用のアプリは有料となる。iPhoneとiPadはユニバーサルアプリで価格は1500円、Android版「Vulkano Player (Flow & Blast)」は1044円だ。冒頭で触れたSlingboxはiPhone、iPadそれぞれのアプリが3500円、Android版が2410円なので、アプリでもVULKANO FLOWのほうが安い。

 どのアプリでも基本的な操作方法は同じで、VULKANO FLOWの名前とパスワードを設定し、ネットにつなげば映像が表示される。映像は想像していたより解像度が高く、十分に視聴できるレベル。音声もクリアだ。

 リモコンをタップすると、右上に操作パネルがオーバーレイ表示される。このリモコンを操作することで、AV機器に信号を送る仕組みだ。そのため、操作したあとの反応はワンテンポずれるが、気にならないレベル。

まずは“Settings”をタップする

初期設定で入力したVULKANO FLOWの名前とパスワードを入力する

再生が始まり、リモコンを表示してAV機器を遠隔操作もできる

 iPhoneとAndroidアプリもほぼ同じように操作できる。自宅や会社の無線LANでは高画質での再生が可能。公衆無線LANでも帯域が十分なら問題なし。3G接続では通常画質になることが多かった。ただし、ワイヤレスルーターを使ったり、ソフトバンク回線のiPhoneで視聴する場合、帯域が足りずに低画質になることがあった。低画質だとさすがに視聴する気が起きない。1Mbps以上の通信速度を利用できる場所に移動しよう。あまりに遅いと、エラーメッセージが出て、音声のみの再生になる。また、iPhoneとiPad版アプリにはタイムシフト再生機能が付いているが、メモリーの空き容量が少ない場合には無効になる。

iPhoneのクライアントアプリ。画面は通常画質だが、帯域が十分なら高画質表示も可能

Androidのクライアントアプリ。OSがAndroid 2.3以降なら“低画質”と“通常”に加えて“高画質”も選べる

通信速度が遅い場合は、映像が表示されずに音声のみの再生になる

メモリーの空き容量が少ないと、タイムシフト再生機能が利用できない

(次ページへ続く)

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