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【公式】日本マイクロソフト【萌え】

クラウディアたんの爆誕秘話と今後を聞いてきた!!

2011年06月25日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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どうなるの? 今後のクラウディアたん!?

―― 実際、1話を公開したときの反響はどうでしたか?

砂金 具体的なページビューは明かせないんですが、すごかったですよ。騒動みたいな感じでした。「マイクロソフトはじまったwwwwwww」みたいな(笑)

松近 異例のPVだったため、他国からも問い合わせが入りました(笑)。

砂金 クラウドガールにはもちろん本気なんですが、その打ち出し方はお惣菜くらいと考えていたんです。メインディッシュではなくて。そうしたら、統括本部長が突然イベント冒頭の挨拶で「クラウドガール、本日公開!」って言ってまして。いや、それは、と(笑)。

有志がカッとなって作ってしまった(!?)という、Windows Phone 7対応のクラウディアアプリ。ウェブ漫画が読めるほか、三頭身のSDクラウディアが動くアプリも。いずれもWindows Marketplaceで無償ダウンロードできる

松近 近しい開発者さんからは「いい取り組みだ」って言われました。媒体でも、従来は技術者向けのところばかりだったんですが、クラウドガールはアニメ系の媒体も取り上げてくれました。そこまでは期待していなかったんですが、予想外な部分が多かったです。

―― 現在、4話までと予告されていますが、その後の展開は?

砂金 第1クールは4話で一度完結しておいて、うちは6月が決算なので7月からはお楽しみにという感じです。ななみはアニメ化していますから、当然、アニメ化って話もあって、先日のデベロッパーフォーラムで紹介PVを流したいという案もありましたが、時間も予算も間に合わなくて。なので今回は声優さん頼みといった形でした。7月以降にタイミングが合えば、ショートムービー的なものを作りたいですね。

―― そういえば、デベロッパーフォーラムのとき、早速コスプレされていた方がいましたよね?

砂金 タレントの山本彩乃さんにお願いしました。衣装はウィッグも含めて一式あるので、何かの機会にまた出したいと考えています。非公認になっちゃうかもしれませんが、(誌面を飾るなら)お貸し出しも可能ですよ。

―― ピッタリなレイヤーさんがいらっしゃるので……ASCII.jpでクラウディアたんネタを。

編註:砂金氏ではなく、なぜか編集担当をガン見する林さん

―― で、マイクロソフト内でのクラウディアたんの反応は?

砂金 現時点だと韓国から、コンテンツがまとまったら使いたいという話がきていますね。わりとそういうサブカル方面で、日本は海外に通じていますからね。まだ、具体的には話せませんが、Windows Azureを使って日本のキャラクターコンテンツを海外に輸出するプラットフォームとして、皆さんに広く使ってもらいたんです。

クラウディア開発のご両人

 たとえば、ソーシャルゲームであれば、モバゲーさんやGREEさんが強いですよね。無料ゲームとアイテム課金で高い売上と言われていますが、実は日本だけの現象で、日本が作ったビジネスモデルなんですね。それを海外に持っていこうという時に、プラットフォームで支援したい。

 ソーシャルゲームに限らず、何の形でもいいんです。世界中にサーバーがあるので、電子書籍の海外展開でも大丈夫ですね。Windows Azureには「Play Ready」ってDRM(デジタル著作権保護技術)もあるので、コンテンツホルダーさんも安心というわけです。

 こういった二次元系の取り組みは単なる賑やかしとしてではなく、マイクロソフトの日本法人としてやれることなんですよね。たとえばトヨタさんの輸出台数をWindows Azureで増やすってのは、お手伝いしたくても難しいのですが、日本人が生み出した価値や知財を海外にもっていく道具として使っていただきたい。いままでは、そういったコンテンツホルダーとか配信系ビジネスの方とはあまり縁がなかったんですが、クラウディアをきっかけにお話をいただけるようになりました。

―― では、最後に。クラウドガールの今後の抱負などをお教えください。

砂金 2~3話を詰めているときに気が付いたんですが、クラウドガールは感情移入がしにくいんですね。30代の男性エンジニアが読んだとき、誰に感情移入すればいいだろうって。クラウディアに感情移入は難しいですし、男性キャラとしてクロードがいるんですが、金髪だし長身だし仕事ができるしイケメンだし(笑)って、難しいじゃないですか。それじゃあ、店長だってことで、感情移入できるポジションにしているんですが、幅広い読者が等身大で入っていけるキャラ設定があればよかったなとは思います。

 また、クラウディア自体もまだ揺れています。一番、顕著だったのがキタエリさんに声を当ててもらっているときですが、みんなの意見が統一されていなかったんです。ちょっとおねーさん過ぎたかな? とか。こういう台詞を話す人みたいなカッチリしたイメージができていなかった。まだまだ発展途上なので、第2クールではもっと固めたいですね。

松近 これからもクラウドガールをよろしくおねがいします!

筆者紹介――林 佑樹

 フリーランスの編集・ライター。紆余曲折あって、パソコンからゲーム、家電、生活雑貨までやれちゃう体になった。最近はやたらとスマートフォン尽くしな生活を送っている。

 AMD非公認ファンキャラクター「amd_ikina」の第二世代のキャラデザインをしたこともあったり。

 好きなPC関連マスコットキャラクターは「ギュン子」。


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