「TERA」
最後に紹介するのは、韓国でオープンベータテストが実施されている「TERA」だ。日本市場における久々の超大作のオンラインゲームで、NHN Japanにおいても重要な位置を占めているという。
NHN Japan GE事業本部長の山口剛志氏から、「日本のローンチには、韓国チームから最大限の協力をいただいている」と期待十分な発言が得られた。
また、日本においてのCBTのサービスリリースについてのタイミングが、この場で電撃発表された。CBTの募集は6月13日から実施される予定で、実施期間は7月1日~7月4日。募集人数は抽選で3万5000人、ハンゲームの会員であれば誰でも応募できる。
CBTでは、種族キャラクターは7つの種族(ヒューマー、キャスタニック、アーマン、ポポリ、エリーン、パラカ、ハイエルフ)、8つの職業を選択できる。
レベル22までのレベルキャップと、行動できる地域にある程度の制限が設けられている。が、Bluehole Studio社の代表・キムカンソク氏によると「TERAというゲーム、世界観を把握するのは十分」だそうだ。
キムカンソク氏は、TERAの一番の特徴として“フリーターゲット”という戦闘方式を挙げている。従来のターゲティングシステムの場合は、MOB(敵)をクリックしていれば武器に合わせて自動で近くまで移動してから攻撃してくれていた。
フリーターゲットの場合は、移動と攻撃をプレイヤーが操作しなければならず、近接職であればMOBの近くまで移動しから攻撃しないと空振りする。スキルもクリックしたその場で発動するので、MOBとの位置関係には注意が必要だ。
一見操作が複雑になったようだが、コンシューマーゲームやMOゲームで従来からある操作に戻ったとも言え、ヒットアンドアウェイのような戦略的行動も、プレイヤーの腕次第で可能になるというわけだ。
料金プランはすでに定額課金が決まっているが、サービスの内容については、まだ伝えられないという。定額モデルを導入する理由として、たくさんのユーザーに遊んでいただく点に重点をおいており、アイテム課金とは違い定額なので、ユーザー全員に公平にとことん遊んでほしいという意図があるそうだ。