![]() |
---|
ソーシャルメディア・マーケティング(SMM)とは、ブログやSNSなどのソーシャルメディアを利用したマーケティング活動のこと。FacebookやmixiなどのSNS、アメブロなどのブログポータル、Twitterなどのユーザーのクチコミによって形成される場を「メディア」と見なし、ユーザー間のクチコミを喚起するバイラル・マーケティングの一種です。
従来のWebマーケティングでは、ポータルサイトのバナー広告やリスティング広告、SEO対策などの手段を使い、メディアを通じて自社サイトへユーザーを誘導する施策が中心でした。SMMでも自社サイトへユーザーを誘導する効果はありますが、必ずしもサイトへ誘導しなくても構いません。ユーザーとコミュニケーションをとりながら情報を発信していくことで、多くのユーザーに情報を拡散してもらい、目的の情報を伝えられればいいのです。
ソーシャルメディアを効果的に利用するには
SMMで期待した効果を得るには、企業対ユーザーのやり取りだけでなくユーザー同士のクチコミを促す必要があります。ユーザー同士が互いに教えたくなるような魅力あるコンテンツを用意することが大前提ですが、発信した情報をいかに多くのユーザーの目に触れさせるかもポイントになります。
情報をなるべく多くのユーザーの目に触れさせるには、TwitterやFacebookなどを同時に運用します。複数のソーシャルメディアで情報を発信することで、ユーザーとの接点を増やすわけです。とはいえ、ソーシャルメディアの運用には多くの労力とコストがかかります。最近では、複数のソーシャルメディアへ同時に情報を発信できるツールやサービスもありますので、運用コストを抑えながら情報を確実に波及させる方法を検討しましょう。
また、ソーシャルメディアは単独で存在しているのではなく、他のメディアで展開したプロモーション活動などが大きく影響します。そこで、効果検証ではソーシャルメディア以外の施策や情報発信の状況を時系列で記録・管理して、ソーシャルメディアでの各種計測値(たとえばブログのコメント数など)との関係を把握することが重要です。SMMでも他のマーケティング施策と同様、仮説・実施・検証を繰り返し重ねることで、効果を最大化できます。
著者:株式会社 環
Web解析を軸に2000年創業。「誰もがチャンスをつかめる社会を創る」を理念に地方中小企業に対しアクセス解析ツール「シビラ」とWeb解析コンサルティング、Webサイトの改善やリスティングの最適化を提案している。楽天ビジネスアワードを4回受賞。JWDAウェブ解析&リサーチ委員会委員長。最近は「JWDAウェブ解析士」の運営支援も行なっている。現在Web解析に関心がある人材を募集中!