iPhone/iPad対応の「MVPen」
iPhoneやiPadにデータを転送するなら、MVPenテクノロジーズの「MVPen EN301i」がお勧めだ。イスラエルのペガサステクノロジーズ社からのOEMで、赤外線の受信ユニットとデジタルペンがセットになっている。デジタルペンの先はボールペンにもなっており、普通に紙に書ける。
利用時には受信ユニットを紙やノートに挟む。この状態でデジタルペンで書くとデータが送信され、記録される。読み取り範囲はA4サイズまでで、解像度は100dpi。一度に最大100枚分のデータを記録できる。
受信ユニット本体には充電池が内蔵されており、パソコンにUSBケーブルで接続して充電する。満充電で約8時間の連続動作が可能だ。デジタルペンはボタン電池のSR41を2個利用し、最大90時間利用できる。
ユニットはレポート用紙やメモ帳の上部に取り付ける。クリップ部分はあまり大きく開かないので、厚みのあるメモ帳やレポート用紙ののり付け部分には挟めないことがある。そんな時は数枚の紙に挟んだり、レポート用紙を横向きや逆さにしてセットすればいい。
ユニットの電源を入れれば、あとは普通にメモを取るだけ。次のページに移るときは、電源ボタンを短く押す。ユニットとデジタルペンの通信は赤外線なので、メモを取る際はペンとユニット間を遮らないように注意しよう。
書いたメモをiPhoneやiPadに取り込むなら、無料アプリの「iPenNote」をインストールする。アプリを起動した状態で付属のUSBケーブルで接続すれば、自動で認識して取り込まれる。画像は自動的にアルバムに保存される。
ちなみにiPad用のアプリは用意されていないが、iPhone用をそのまま利用すればいい。取り込み時のアプリ画面は小さくなるが、アルバムに保存した画像は普通に利用できる。
取り込んだメモはメールで送信したり、Evernoteや「Dropbox」などのクラウドサービスにアップロードできる。データを保存してしまえば、紙のメモは捨ててしまっても構わない。
消耗品のコストも確認しておこう。前述のとおり、ペン本体は電源にSR41を使う。これはひとつ3~400円程度で購入できる。替え芯は「4C互換」なので、好みに合わせて選べばいい。ただし、4C互換と言ってもサイズが若干異なるので、長さ67mm、直径2.35mmのタイプを選ぶこと。50円程度から買えるので、予備を用意しておくといい。
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