ほぼ何でもプロジェクターで映せる
では肝心のプロジェクター機能について見ていこう。
SH-06Cのプロジェクターはボタン操作だけでなく、投影自体が実に簡単。“画面に映っているものをそのまま投影する”からだ(向きなどを変える必要もあるが)。だから待受画面でサイドボタンを長押しすれば待受画面が映り、メールの画面ならそのままメールが映る。iモードサイトはもちろん、フルブラウザーも映る。データBOX内の写真や動画、ワンセグの縦横どちらも対応。Word/Excel/PowerPoint/PDFのファイルも表示できるので、簡単なプレゼンテーションにも使えそうだ。
では、投影できないものは何だろうか? 静止画や動画の“撮影中の画面”ではプロジェクターは使えない。投影中に使おうとしても「投影中は起動できません」という表示が出る。また通話画面も投影はできない。電話番号を入力する間は画面が投影されるが、電話アイコンを押したとたんに投影が終了する。もっともこれらは投影できなくて困ることはないだろう。
投影するなら大き過ぎない部屋で
投影した画面をキレイに見るためには、当たり前だがまず平らな壁が必要(平らなら壁でも天井でも床でもおい)だ。多少歪んで投影されてもいいのなら、多少凹凸があっても大丈夫である。次に投影距離を確認しよう。約50cm~290cmの距離に対応しており、その場合は10~60インチ程度の大きさに投影できる。これにシーソーキーを使ったピント調整を加える。個人的な印象だが、10人程度でミーティングをする部屋でも問題なさそうだ。自宅で使う場合は寝転がりながら天井に投影したりもできる。
そして周囲の明るさだが、キレイに見たいのなら、やはり部屋全体を暗くしたほうがいい。ただし、投影中にサイドキー短く押すことでプロジェクターの設定画面が開くので、その中の視聴環境設定で、電球下や蛍光灯下など明るい場所でも最適な表示で見る機能がある。また、Bluetooth機器を使った操作にも対応しているため、プレゼンテーションで使う場合は画面を直接操作する必要はない。
便利な裏返しとスタミナの持ち
プロジェクターは当然サイドキーやアイコンをタッチすれば終了するが、もっと単純にSH-06Cを裏返しにすれば終わるのも実は結構便利だ。また気になるスタミナ面だがプロジェクターを使えばバッテリ消耗は進むので、用途に応じて充電が可能か確認しておきたい。ただ実際に使ってみた範囲では、2時間程度はワンセグを映し続けることができた。プロジェクターを使わない場合のワンセグの連続視聴は約6時間、ecoモード時は約7時間。頼もしいスタミナと言える。
仕事だけでなく、「ミニシアター」としても使えるので、家族や友人と一緒に見ると、いつもの写真や動画もより楽しさが増すだろう。
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