このページの本文へ

GIGABYTE「G1 Killer」シリーズ

GIGABYTEのゲーマー向けマザー「G1 Killer」が週末発売

2011年03月02日 22時30分更新

文● ASCII.jp編集部 北村

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 秋葉原のGIGABYTEショールームにて、ゲーマー向けマザーボード「G1 Killer」シリーズの発表会が行なわれた。製品ラインナップは、最上位モデル「G1.Assassin」、ミドルクラスモデル「G1.Sniper」、エントリーモデルの「G1.Guerrilla」の3種類。どれも「X58」チップセットを搭載している。

秋葉原のGIGABYTEショールームで行なわれた「G1 Killer」シリーズの製品発表会

製品のパッケージは弾薬箱を模しているようだ

 X58チップセットを採用した理由についてGIGABYTEは、「複数のPCI Expressスロットをサポートしており、ゲーマーから熱い支持を受けているから。最新チップセットのP67を採用しなかったのは、P67が複数のビデオカードを搭載できるだけのPCI Expressスロットをサポートしていないから」としている。P67マザーでは発売されないのかと不安になるが「まずはX58でリリースするのが最優先。当然P67での製品化も検討している」とのことだ。
 製品は3月4日発売予定で、市場想定価格は「G1.Assassin」が5万1000円前後、「G1.Sniper」が4万円前後、「G1.Guerrilla」が3万5000円前後。

最上位モデルの「G1.Assassin」。フォームファクタはXL-ATX

ミドルクラスの「G1.Sniper」。フォームファクタはATX

 それでは製品を見ていこう。何と言ってもこのシリーズは見た目のインパクトがスゴい。ライフルの弾倉やハンドガンの銃口を模したヒートシンクが、ゲーマー魂をくすぐる。このヒートシンクはライフルに似た独自の溝が掘られており、高い放熱性能を実現しているという。
 放熱性能をさらに向上するため、ファン用のピンヘッダが5ヵ所に用意されているのもポイントだ。

ライフルの弾倉やハンドガンの銃口を模したヒートシンクが、いかにもゲーマー向けらしい

 G1 Killerシリーズは、ハードコアゲーマー向けモデルということで、SLIやCrossFire Xといったビデオカードの複数枚差しにも当然のことながら対応している。
 さらに、Bigfoot Networks製のゲーマー向けLANコントローラ「Killer 2100」を搭載している。専用ツールを使用することで、Windowsを介さずゲームデータを直接ネットワーク専用チップで処理するため、CPUの負荷を軽減でき、オンラインゲームで絶大な威力を発揮するという。

Bigfoot Networks製のゲーマー向けLANコントローラ「Killer 2100」を搭載。コントローラの下にあるチップは、ネットワーク専用のDDR2メモリ(512MB×2)

 ゲームにおいてサウンドは重要だ。気分を盛り上げるだけでなく、敵がどこにいるのかを察知するための情報源にもなる。そこで、G1 Killerシリーズの上位2モデルには、Creative製のサウンドチップ「X-Fi Xtreme Fidelity」(CA20K2)をオンボードで搭載している。音声用コンデンサは、最高品質の音声分解能とサウンド拡張性を誇るニチコン製の「MUSE ES」シリーズおよび「MW」シリーズを採用。ヘッドフォンアンプには、150Ωの大音量アンプを使用している。

Creative製のサウンドチップ「CA20K2」をオンボードで搭載している

ニチコン製の両極性音声用コンデンサを採用している(緑と黄色の円柱型パーツ)。これらはビデオカードと干渉しないよう、高さも抑えられている

 GIGABYTE製マザーといえば、独自の超耐久サーマル機能「Ultra Durable 3」がウリだ。G1 KillerシリーズにもこのUltra Durable 3は搭載されている。メインBIOSが故障した際にバックアップから自動復元する「Dual BIOS」も、容量3TBのHDDに対応。3TBのHDDでもパーティションなしでブートできるようになっている。
 なお、各製品のスペックなどの詳細は、GIGABYTEの「G1 Killer」モデル紹介ページを参照してもらいたい。

PCI Express x1の最大帯域は10Gb/sで、旧来のPCI Express x1と比べると約4倍に向上している

SATA3の転送速度はICH10RのSATA2より50%も速く、P67のSATA3に近い数値となっている

Intel 6シリーズ搭載製品の供給について

 発表会の最後で、現在販売停止中の「Intel 6」シリーズチップセット搭載マザーボードの再販について、マーケティング本部長のTim Handley氏から話があった。不具合を解消したB3ステッピングのマザーボードは近日中に出荷予定で、対策品には型番の末尾に“B3”が追加されるとのこと。
 型番はパッケージだけでなく、基板にプリントされた型番やBIOS、バンドルのユーティリティソフトなどでも確認できるので、未対策品と混同することはない。

ミリタリールックで登場したGIGABYTE本社 マーケティング本部長のTim Handley氏

Intel 6シリーズチップセットの不都合対策品には型番の末尾に“B3”と表記されている

【関連サイト】

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

ピックアップ

ASCII.jpメール アキバマガジン

ASCII.jp RSS2.0 配信中