いずい感覚なしの操作感! 片手でクリクリ使えちゃう
通勤ラッシュと日々格闘している、日本のビジネスマンにとって見逃せないのが、トラックボールの搭載だ!
マルチタッチの液晶ディスプレーを使い、画面を指でなぞってページをめくっていくのも楽しいが、当然のように弱点もある。それは、片手で操作がしにくいこと。安定して使うためには、片手で端末をホールドして、もう片方で指示をだすことになる。この両手操作は、満員電車においてはなかなか難しい。
そこで登場するのが、GALAPAGOSのトラックボール。クリクリと動かして、ページをどんどん読み進められる。
もちろんメニュー画面の操作にも対応しており、回転させて読みたい電子書籍を選んで、ボールを押し込むと「決定」することが可能。メニューの階層を戻るときはボールの左側にある「バックキー」を、書籍が並んだ最初の画面に戻るときは「ホームキー」を押せばいい。
「好みだと思うんですけど、ボタンをちゃんと指で感じられるのが安心ですね。普通の人は生活している中で、なかなかタッチパネルを触って操作するという経験ってしませんよね。
でもGALAPAGOSなら、もし画面でうまく動いてくれないときもボールを使えばいいという。たった3つのボタンなのに、プチストレスを解消してくれるのがスゴい。しかもボールのコリコリが気持ちいい。これは“新触感”!(笑)」
確かにトラックボール自体の動きは軽快。積極的に動かしたいと思わせるような感触だ。タッチパネルとは異なり、指を1点にとどめて最小限の動きで操作できる点も快適さの理由だろう。
表示の美麗さも注目だ。文字の拡大/縮小は、指を広げたり、閉じたりして指示する(いわゆるピンチ操作)。無段階でスムーズな調整が可能だ。電子書籍のフォーマットには、シャープが10年以上も前から手掛けてきた「XMDF」を進化させたものを採用。難読漢字などにルビをふってくれるだけでなく、雑誌の見出し部分はそのままに、本文だけ文字を拡大するといったことも実現してくれる。
「すごく読みやすいです。パソコンのディスプレーだと漢字がつぶれちゃって、なんだか分からないことも多いですが、これだけはっきり表示してくれると、漢字の勉強にもなりますよね。操作方法も、速度も、表示のきれいさも、『いずい』点をすべて改善してくれてすごい!」
「いずい」とは、身体的に感じる不快感を表す仙台弁だそうだ。ちなみにディスプレー解像度は1024×600ドット。ドットピッチが狭く、滑らかな表示が可能である点も、読みやすさに貢献しているだろう。
杜野チェック!
(触ってみると)動きが速いですネ。ケータイで小説やコミックを読もうとすると、ページが表示されるまでの動作が遅かったりしてちょっと大変でした。それに比べると、速すぎて、ページをどんどん飛ばしちゃうくらい。動きがキレよく鋭いのは、やっぱりシャープだから?
シャープな動きのGALAPAGOS! さすが杜野さん、目の付けどころが違うね!