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週アステストレポーター杜野まこさんがチェック

GALAPAGOSで初体験! 電子書籍はここが楽しいっ

2010年12月22日 11時00分更新

文● 廣田稔、写真●篠原孝志(パシャ)、ヘアメイク●平山良枝

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一般的なスマートフォンよりは大きく、タブレットとしては小型。そんな新書判の5.5型モデルは杜野さんの目にどう映ったのか?

新書サイズに1万冊が入る!

 「見た目よりずいぶん軽いですね。かさばらないのでバックにしまうのも、出すのも楽そうです」 杜野さんの最初の第一声がこれだ。

真剣にGALAPAGOSの品定めをする杜野さん

 GALAPAGOSの5.5型モデルは、女性が片手で持っても負担の少ないサイズと言える。

 「長旅ではいつも、本を数冊持ち運んでいるんです。画面が小さいケータイで長時間文章を読んでいると、目が疲れてしまうので、紙の本にしています。でも何冊も持って歩くと重いし、かさばってしまうじゃないですか! そう考えれば、このサイズと重さは全然アリですね」

 昔から読書の達人と呼ばれる人はいるが、その中には複数の本を平行して読み進める人が多い。筆者の高校時代の友人にも通学の電車や休み時間など気分に応じて小説や実用書、参考書などを取り替えながら読む人間が多かった。当然カバンの中には、本がギッシリ。肩を傾けながら、重そうなカバンを担いでいた。

 しかし1台で何冊もの本を持ち運べるGALAPAGOSならそういった心配は無用だ。内蔵メモリーしか持たない一部のスマートフォンとは異なり、電子書籍のデータをマイクロSDカードに保存するので、いっぱいになったら取り替えれることもできる。軽くて小さなマイクロSDカードなら、複数枚カバンに忍ばせても、かさばることはない。

 やる気になれば、本棚ごと持ち運ぶことだって可能だろう。

GALAPAGOSの5.5型モデルは新書とほぼ同じ大きさ・重量だ

新書とほぼ同じ大きさの5.5型モデル

 スペック的には幅92×奥行き12.9×高さ167mm/約220gとなる。持ち運びに適した新書サイズの書籍は幅105×高さ173mm。重量はページ数にもよるが170〜230g程度なので、ほぼ同じサイズと言えるだろう。

 新書サイズは1〜2時間で気軽に読める、ビジネス書などに多く用いられる判型。幅も狭く、女性の手でも簡単につかめる。英国ペリカン・ブックスをイメージして、岩波書店が1930年代に始めたと言われているから、実に70年以上の年月を生き残ってきたフォーマットと言える。

 本体に同梱されている8GBのマイクロSDカードを使うと、約1年分の新聞、3年分の月刊誌、1万冊以上の書籍を保存できるという()。EB-W51GJ-Rは最大32GBのマイクロSDHCカードをサポートしているので、1枚でその4倍のデータを扱うことも可能だ。

新聞は1日約27MB、雑誌は1冊約200MB、書籍は1冊約500KBで計算。新聞の場合、コンテンツによって保存期間が設定されているものもある。


 「夢中になって読んだ本でも、読み終わるとあまり開かずにお部屋にたまっていっちゃうものも多いです。それってスペースがもったいない。東京に引っ越してきたときにすごく感じました」

いつの間にか真剣に本を読み始めていた杜野さん。本当に本好きなんですね!

 とはいえどんなにコンパクトなサイズでも、こういったデジタルガジェットは電池が切れればただの板。使うことのできない荷物になってしまう。バッテリーの駆動時間が重要だ。EB-W51GJ-Rは、明るく高精細なカラー液晶ディスプレーを採用しながら、公称7時間の利用ができる。

 新幹線を利用すると、東京から仙台まで約1時間30分。長くても2時間ほど。つまり往復してもまだまだ余裕がある計算だ。

 「長旅のお供にもいいですよね! ケータイはバッテリーがなくなると(緊急の連絡などで)困るので、使わないようにしています。それに長時間、文章を読んでいると、画面が小さいので目が疲れちゃうんです」

 文字を読むのにちょうどいいサイズに、膨大な量の本をしまって持ち歩ける。そんな電子書籍としての基本をきっちりと押さえているのだ!

杜野チェック!

 新幹線の中ではいつも本を読むか、寝るかでした。ケータイはあまり使いません。でも、紙の本は何冊も持つと重いし、かさばる。最近はTwitterでつぶやくことが多いですが、仕事の合間に本を読むのも好きです。実家では毎朝、新聞をきっちりチェックしてましたし、ビジネス書も結構買ってるんですよ!

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