パナソニックからマイクロフォーサーズ規格のデジタル一眼「LUMIX DMC-GH2」が発売された(ボディのみの実売価格は10万円前後)。
「GH1」の後継機にあたり、基本機能を継承しつつもGH1に比べ約2倍の速度で動作するAFや、最大ISO 12800まで設定可能な高感度撮影など、基本性能の向上が目立つ。早速、画質や機能などをチェックしていこう。
外観は従来機とあまり変わらないが……
外観的には大きな変化は少なく、従来機種のイメージを引き継いでいるが、インターフェイス周りは微妙に改良された。
EVFは新開発となる「マルチワイドLVF」を搭載。視野率100%、倍率1.42倍で、解像度は153万ドット。GH1(144万ドット)よりも高精細になり、見え具合もよくなっている。
背面のタッチ式液晶モニターは3型(約46万ドット)と、GH1から変わらないものの、色再現性は25%向上しており、より色鮮やかに表示される。
液晶モニターとEVFは従来通りアイセンサーにより自動的で切り替え可能。さらに、EVFを覗いていない状態にも関わらず、不意に切り替わることが減るようにセンサーの強弱を選択できるようになっている。
好みの機能に割り当てられる「Fn」ボタン(ファンクションボタン)が3つ用意されたほか、設定のパラメータ変更を行なうためのダイアル位置が、従来のGH1ではグリップ先端だったのが背面側に移動した。ほかにもボタンによる機能の割り当てが変更されてカスタマイズ性が高くなり、より深くカメラの機能を使いこなせるようになった。