パナソニックからマイクロフォーサーズ規格準拠のミラーレス一眼デジタルカメラの新機種「LUMIX DMC-GH2」が発表された。10月29日発売で予想実売価格は10万円前後(ボディのみ)。
コントラストAFによる約0.1秒という高速なAFを実現したのが特徴。(14-140mmレンズ装着時の)レンズ交換式デジタルカメラとしては世界最速だという。
撮像素子は有効画素1605万画素の「LIVE MOS」センサーを、画像処理エンジンには「VenusエンジンFHD」を新たに採用。ISO感度は従来機(GH1)の3200から12800までに対応するようになった。
被写体の暗部/明部領域を自動で認識し、ダイナミックレンジを拡大する「インテリジェントDレンジコントロール」や、エッジをより自然なバランスで処理する「新・超解像技術」など、撮像素子と画像処理エンジンを新しくすることで機能面も強化された。
さらにメカシャッターにより秒間5コマ、電子シャッターで秒間40コマの連写も可能となった。
動画撮影機能は従来通り1920×1080ドットでの記録が可能。従来は秒間24コマだったセンサー出力が、GH2では秒間60コマとなっている。
同時発売の別売3Dレンズ「H-FT012」(予想実売価格2万円前後)を本製品に装着することで3D静止画の撮影も可能だ。
レンズキットは「LUMIX G VARIO HD 14-140mm / F4.0-5.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」付属の「GH2H」が予想実売価格15万円前後、「LUMIX G VARIO 14-42mm /F3.5-F5.6 ASPH./ MEGA O.I.S.」付属の「GH2K」が同11万円前後となっている。いずれも10月29日発売となる。