パナソニックのコンパクト一眼カメラ「LUMIX GF1」の後継機となる「GF2」が、12月3日に発売された。従来よりも小型軽量化されたボディに、タッチパネルディスプレーを採用。コンデジ並のサイズを実現しながら、フルHD撮影機能、ステレオマイク内蔵などの進化が見られる。
コンパクトなボディと
タッチディスプレーが魅力
第一印象は、とにかく非常に小さくなったということ。サイズは幅112.8×奥行32.8×高さ67.8mmで、GF1の幅119×奥行36.3×高さ71mmに比べて一回り小さくなっている。重量もGF1の285gから265gへと軽くなっており、マイクロフォーサーズ機の中では一番軽くて小さい。
背面の液晶ディスプレーがタッチ方式になり、ピント位置の調整や機能変更などをタッチ操作で行なえるようになっている。最近ではスマートフォンが普及しているため、画面を直接触る直感的なインターフェイスに慣れてきている人も多いだろう。
フレーミングしながらピント位置を好きな場所に決めたい、という場合でも、AFロック機能などを使わずに画面内のピントを合わせたい位置に指で触れるだけでいい。このため、特に被写界深度の浅めな大型素子を搭載するライブビュー方式を用いたデジカメとの相性は、抜群だと言える。
GF2ではピント位置の決定のほかに、ディスプレーに触るだけでシャッターを切ることも可能、また撮影設定を簡単に呼び出すこともできる。タッチ方式になったことで、ボタンなどのインターフェースが画面内に現われて、被写体を隠してしまう場合があり、見たい場所が見えなくなるなどの弊害がある。ただ、動画撮影時にピント位置を変えたい場合や、いちいちボタンを何度も押す手間を考えれば、この機能は便利だと思う。もしタッチ用のインターフェースが邪魔なら(一部残ってしまうが)消してしまうことも可能だ。
