ISO感度による画質の違い
ISO感度は、ISO 400から800で急にコントラストに変化が現れる。ISO 1600ではさらに顕著になる。ただし画像を拡大して見ない限りは1600までは大丈夫そうである。
ノイズリダクションの撮影サンプル
昼間の十分な明るさではそれほどノイズ感は感じないが、こうした暗い部分の多い画像ではISO 1600でも結構ノイズ感がある。ノイズリダクションを「MAX」に設定したが、あまりこのようなシチュエーションには向いていないかもしれない。
ちなみにノイズリダクションの設定項目には「AUTO」もある。適時自分で設定しなおすよりもカメラ任せのままでもいいかもしれない。
画像設定による色調の変化
初心者から中級ユーザーまで使えるCX4
リコーとしてはCX4はエントリークラスという位置づけではあるが、同社には「GR DIGITAL III」という立派な高級コンパクト機があり、中級機的な「GX200」という機種もある。順番から言えばCX4はエントリーになるのだろうが、他社の同価格帯の機種と比較するとエントリーよりは少し上のクラスになると思う。
このあたりを踏まえてか、初心者だけでなく、ある程度デジタルカメラの知識があるユーザーでも満足できるように撮影設定などは詳細になっている。
CX4が想定するユーザー層はそういう意味でも広いと思われる。コンパクトデジタルカメラでアレコレなんでもしたいユーザーにはいいかもしれない。