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新Liveは、ビジネスを変えるクラウドになるか? 第2回

Hotmailは使えるメールサービスになったか? 他社と比較

2010年08月02日 09時00分更新

文● 後藤宏

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メール整理のしやすさも上々

 受信したメールの整理や分類がしやすいのも、新hotmailが、ほかのウェブメールと比べて使い勝手の面で優れるひとつのポイントと言えるだろう。

 hotmailなら受信トレイの中に雑然と並んだ大量のメールの中から、既読や未読のメールを抽出できるのはもちろん、アドレスを登録している知り合いからのメール、MySpaceやFacebookなどのSNSからのメッセージなどをワンクリックで抽出して表示することができるのだ。

受信トレイ上部の「フィルター」をワンクリックするだけで受信トレイ内のメールを抽出表示できる

 また「クイック分類」を使えば、あらかじめフラグを付けていたメールや添付ファイルがあるメールのみ抽出して表示することができる。ほかのウェブメールサービスでも同様の機能を備えるものはあるが、hotmailは添付ファイルが写真かドキュメントかで抽出対象を絞れる点が賢い。

 ここまで、ほかのウェブメールサービスと比較する形で新しいhotmailの機能を紹介してきた。今回の大幅な機能強化によりメール容量などのスペック面は、数あるウェブメールサービスの中でも最高水準に。そして使い勝手の面でも、表示形式を任意で選べるようになるなど、ほかのウェブメールサービスからでも難なく乗り換えられる仕様になった印象だ。

「写真付き」「ドキュメント付き」「フラグ付き」など、抽出対象を一発で選べる「クイック分類」

 いっぽうで、SkyDriveと連携してのファイル添付システムや写真付きメールの抽出ができる「クイック分類」など、画像ファイルのやりとりを多分に想定した機能が多く盛り込まれたところが、いたって特徴的と言えるだろう。

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