東芝から、Blu-ray Discレコーダー新機種が発表された。従来、同社のデジタルレコーダーは「VARDIA」という名称だったが、今回から「REGZAブルーレイ」というブランド名称に変更。さらに「RD」型番がBDレコーダーで復活した。
ラインナップは、2TB HDD内蔵の「RD-X10」(11月下旬発売、予想実売価格22万円前後)、1TB HDD内蔵の「RD-BZ800」(9月下旬発売、同15万円前後)、500GB HDD内蔵の「RD-BZ700」(9月下旬発売、同11万円前後)、同じく500GB HDD内蔵でシングルチューナーの「RD-BR600」(10月中旬発売、同9万円前後)、320GB HDD内蔵の「D-BZ500」(9月下旬発売、同8万円前後)となる。なお、RD-BR600以外はすべてWチューナー機だ。
D-BZ500以外はすべて3Dに対応。ただし、完全対応はRD-X10のみで、そのほかの機種は後日提供される予定の有償のバージョンアップキットが必要となる。なお、D-BZ500は前モデルの後継で、VARDIA DVDモデルをベースとするRD型番の機種とは大幅に仕様が異なる(同じなのはレグザリンク対応という部分ぐらい)。
最上位機種のRD-X10は、特殊樹脂を採用したインシュレーターや異種金属結合(スチールとステンレス)で制振性を高めた天板、IEC型の電源コネクターなど高画質・高音質を実現するための工夫が惜しげもなく投入されているのが特徴。
コンポーネント出力用に高品位なビデオアンプを採用し、映像出力用HDMI端子に加えて音声出力専用のHDMI端子も搭載する。さらにアナログ7.1chの音声を直接出力できるオーディオ端子も搭載する。
D-BZ500を除くすべての機種に、従来のRDシリーズに搭載されていた高品位アップコンバート技術「XDE」を継承。さらにREGZAでおなじみの再構成型超解像技術もプラスされ「レゾリューションプラスXDE」という機能になった。
なお、REGZAとREGZAブルーレイを組み合わせて使う場合、REGZAブルーレイはREGZAに最適化されたレゾリューションプラスXDE処理を行なうという。
さらにREGZAで内蔵HDD/USB HDD/LAN HDDに録画した番組をREGZAブルーレイでBDにダビング/ムーブする機能も搭載。加えてHDMI 1.4で追加された「HDMIイーサネットチャンネル」規格に対応しており、同じく対応する新しいCELL REGZA(X2、XE2)とは(イーサネットチャンネル対応の)HDMIケーブル1本で接続するだけでダビングまで行なえる。
RD-X10、BZ800、BZ700はi.LINK端子を装備し、「RD間i.LINKダビングHD」に対応した従来機種との間でダビングができる。また従来機種で搭載されていた「ネットdeダビングHD」にも対応する。
録画は12倍の長時間録画に対応(D-BZ500は10倍)し、従来のRDシリーズと同様に外付けのUSB HDDに録画することもできる。HDD内ダビングにも対応し、トランスレート/トランスコードも可能だ。
そのほかDLNAに対応し、ホームサーバーとして機能するほか、スカパー!HDの番組録画も可能となっている。
3D対応BDプレーヤーも登場
併せて同社は、3D再生対応のBDプレーヤー「SD-BDT1」も発表した。1080/24pのダイレクト出力が可能で、AVCRECやAVCHDで記録されたディスクの再生にも対応する。8月下旬発売で予想実売価格は4万円前後となる。