「予約できなかった組」も……
もちろん、ITガジェットが大好きなASCII.jpの編集者もiPhone 4を予約するために奔走した。筆者とは異なり、アスキー・メディアワークスから近い新宿の家電量販店を回ったそうだが、こちらもなかなか大変だったようだ。
ケータイ担当のオカモトは、16時10分にビックカメラ新宿西口に到着。「4、5人しか並んでないから楽勝じゃん」と甘く見ていたら、その時点ではもう予約を受けておらず、明日の整理券を配っていたことが判明する。
そこで整理券はもらわず、すぐに近くにある「LABI新宿東口館」に急行した。店舗のケータイ売り場に着くと、50人くらいが並んでいるのでその列に加わる。早々に必要事項をまとめた紙が回ってきたため「これはすぐに予約できるかな」と考えていたら、今度は1時間後の17時20分に列がまったく動いてないことに気付いたという。
そこからさらに1時間待っていると、18時20分くらいにスピーカーを持ってきた店員がやってきて「今、ネットワークが動いてません」と列が停滞している理由を説明していた。
結局、19時くらいに整理券を配ると呼びかけて、19時20分頃にチケットをもらって解放。この整理券を持ってもう一度に店舗に来れば、予約手続きをして「予約申込確認書」を発行し、並んでいた順番で在庫を確保してくれるという。
オカモトがゲットした整理券。予約するための整理券というワケの分からないことに……。モザイクの部分には、並び順が書かれている
もう一人、AV担当のハシモトは、ソフトバンク新宿西口に向かっていた。17時頃に到着すると、90人ぐらいが並んでいる。列に加わってしばらく待っていると、店員が出てきて30人ぐらいの地点から後ろにむかって「ここから先の人は今日は受付できません」と説明したため、あえなく解散。
その後、LABI新宿東口館に向かって並んでいるオカモトを見つけて列が1時間くらい動いていないことを聞き、あきらめて帰ってきたそうだ。
今回はiPadの先行予約が3日で終わったことも影響したのか、初日の予約にかなりの人が集まった印象だ（関連記事）。
また、ワールドワイドで時間を調整したせいか、スタートが17時と遅めだった。遅いスタートは、1日にさばける人数にも影響を与えるので、特に店側の負担を増やしたように感じられた。事実、日中早々、整理券を配って対応している店舗も見受けられた。
予約初日だけでもユーザー側の「欲しい！」という熱意が伝わってきたiPhone 4。発売日はどんな形で迎えるのか、その動向に注目だ。
