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新プラットフォーム「KCP 3.0」搭載端末が新登場 エリア品質の重視も宣言

auの夏ケータイは全部防水だ!

2010年05月17日 20時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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今年の夏モデルでは全機種防水を前面に出したau

KDDI 田中孝司氏

 auの2010年夏モデル新製品発表会が17日開催された。注目モデルについては、別途フォトレビューの形で詳しく紹介する。今回まず壇上に立ったKDDI 取締役執行役員常務 田中孝司氏は「徹底的にユーザビリティにこだわる」という部分について語った。

 ユーザビリティを考える際に重要になるのが「エリア」と「通信品質」。代表的な対策として、2350ヵ所のゴルフ場、900ヵ所のパーキングエリア/サービスエリア、940ヵ所の道の駅、1万5000ヵ所の大規模商業施設について改めて調査を予定。商業施設については全フロアについて徹底した対策を来年1月までに行なうことを約束した。また自宅の電波改善についても、フェムトセルの無償提供を計画している。

冒頭でエリアとその品質について、今後も継続的に取り組んでいくことを公表。ユーザーからの要望には原則48時間以内に訪問調査を含む、なんらかの連絡をする方針だ

 一方、端末についても同じくユーザビリティを追求。そのために従来型ケータイの新たなプラットフォームとして「KCP 3.0」を開発。スマートフォンではおなじみのクアルコム製の高速プロセッサー「Snapdragon」に移植することで各種処理が大幅に高速化された。今回は東芝「REGZA Phone T004」、ソニー・エリクソン「BRAVIA Phone S004」2モデルのみの搭載だが、従来のKCP+導入時と同様に徐々に搭載モデルを増やしていく予定である。

全モデル防水対応以外にも、新プラットフォームの「KCP 3.0」導入、また絵文字の3000種類搭載などがアピールされた

 なお、今回発表されたケータイは計10モデル(+デジタルフォトフレーム)で、テーマは「防水」「選べるキーパッド」「高機能カメラ」「高画質映像」「進化したソーラーフォン」「スリムカラー&シンプルスタイル」の6点。ちなみに「防水」のみは全機種に当てはまる特徴だ。以下に機種名と主な特徴を箇条書きでまとめた。

●日立「beskey」
使い方に合わせたキーパッドを3種類同梱、178パターンのLEDイルミ

●カシオ「EXILIMケータイ CA005」
国内最高13メガカメラ機能、高速連写時の解像度をアップ

●ソニー・エリクソン「Cyber-shotケータイ S003」
CMOSセンサー「Exmor」搭載の12.1メガカメラ、防水スライド型

●ソニー・エリクソン「BRAVIA Phone S004」
KCP 3.0搭載、ワンセグをコマ数4倍でなめらか表示

●東芝「REGZA Phone T004」
KCP 3.0搭載、モバイルレグザエンジン採用

●シャープ「SOLAR PHONE SH007」
従来比2倍の効率の太陽光発電、地磁気センサー/GPSを活かしたアプリ

●シャープ「AQUOS SHOT SH008」
12.1メガカメラ+無線LAN機能

●京セラ「SA002」
7色展開の防水スライドケータイ

●京セラ「簡単ケータイ K005」
防水・防塵に対応した簡単ケータイ、3型の大きな液晶

●パンテック「簡単ケータイS PT001」
通話専用の徹底したシンプルケータイ

●「PHOTO-U SP01」(デジタルフォトフレーム)
基本料月390円、パケット通信料月390円で使えるフォトフレーム

 このうち日立、カシオ、ソニエリ、東芝の注目5モデルは別途詳細記事を用意したので、残り6モデルについて次ページで紹介する。

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