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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2010第1回

知ったかできるパーツ基礎知識【CPU、マザー、メモリ編】

2010年04月19日 12時00分更新

文● G&D Matrix

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Intel製CPUのラインナップ

 ローエンドからハイエンドまで隙間なく用意しているIntelだが、以下のセグメントに分かれる。

(1)Core i7(ハイエンド)
(2)Core i5/i3(ミドルレンジ)
(3)LGA775のCore 2シリーズ、Celeron、Pentium

 少々複雑なのが、価格的にオーバーラップするCore i5/i3とCore 2 Quad/Core 2 Duoだ。いずれも1万5000円~3万円の間に収まっているため、購入時にどれを選んでいいのか迷うかもしれない。もし新規に購入するのであればCore iシリーズを、既存のシステムからのアップグレードならCore 2シリーズをオススメする。

Core i7

 Core i7には2つのソケットがある。一つはLGA1366でCore i7-900シリーズが該当し、メモリがトリプルチャネルとなっている。続いてLGA1156で登場したのが、Core i7-800シリーズでメモリは従来のデュアルチャネルアクセスとなっているのが特徴だ。使用可能なメモリはマザーボードに依然せず、DDR3メモリを使う必要がある。
 またモデルによって、45nm製品と32nm製品があるが、すべてHyper-Threadingに対応している。そのため物理的なコア数は4または6だが、同時実行できるスレッド数は、それぞれ8また12となっているハイエンドCPUだ。OSのサポートだが、通常販売されているWindows 7であれば、どのエディションでも論理CPUは256個までサポートされているため、6コア12スレッドのi7-980X Extreme Editionでも問題なく使うことができる。

Core i7シリーズのラインナップ
CPU Core i7
980X EE 975 EE 960 930 870 860 860S
CPUソケット LGA1366 LGA1156
開発コード Gulftown Bloomfield Lynnfield
プロセスルール 32nm 45nm
コア数 6 4 4 4 4 4 4
Hyper-Threading
論理CPU数 12 8 8 8 8 8 8
CPUクロック 3.33GHz 3.33GHz 3.20GHz 2.80GHz 2.93GHz 2.80GHz 2.53GHz
Turbo Boost時 3.60GHz 3.60GHz 3.46GHz 2.93GHz 3.60GHz 3.46GHz 3.20GHz
L2キャッシュ 256KB×6 256KB×4
L3キャッシュ 12MB 8MB
TDP 130W 130W 130W 130W 95W 95W 82W

 この中で、「Extreme Edition」のみが、CPU倍率のロックが外されており、CPU倍率を自由に変更することが可能となっている。今後増えるラインナップにおいてもExtreme Editionの文字があれば、そのCPUは倍率変更が可能なCPUという認識で間違いはない。とはいえ、今後ミドルレンジモデルにおいても倍率変更モデルが登場するという話もある。
 なおi7-920およびi7-950はすでに生産中止となり、その後継としてi7-930、i7-960が登場している。

Core i7のマザーボード

 Core i7で選択できるチップセットは、LGA1366がIntel X58 Express、LGA1156は主にIntel H55 ExpressまたはIntel H57 Express、Intel P55 Expressの3つから選ぶことになる。またメモリ増設はLGA1366が3枚単位、LGA1156が2枚単位で、いずれもDDR3メモリを使用する。

Intel X58 Expressを搭載し、LGA1366に対応したASUSTeK製マザー「P6X58D Premium」。USB 3.0およびSATA 3.0などの最新インターフェイスをサポートし、6コアのi7-980X EEにも対応している

Intel X58 Express搭載マザーボードでは、メモリは3枚単位での増設となる。そのため、メモリを購入する際には3枚セットとなった製品を買うとトラブルを未然に防げるだろう

Core i5/i3

 Core i5およびCore i3は、すべてLGA1156となっているため、LGA1156ソケットのマザーボードであれば使用可能だ。
 i5-750はクアッドコアだが、その他のi5-600シリーズおよびi3-500シリーズは全てデュアルコアとなっている。パフォーマンスではi5-750が有利だが、i5-600シリーズ、i3-500シリーズはHyper-Threadingに対応しているため、OS上からは4CPUとして認識される。内蔵GPUについては、あまりパフォーマンスは高くなく、自作派にとってそれほど魅力的ではないものの32nmプロセスで製造されているため、オーバークロックで遊べるという魅力もある。
 またCore iシリーズではないものの、同じアークテクチャの廉価CPUとして「Pentium G6950」もラインナップされている。こちらもLGA1156でGPUを内蔵している。Hyper-Threadingに対応していないため、単なるデュアルコアCPUとなるが実売価格で9000円を下回っており、コストパフォーマンスは非常に良い。

Core i5/13のラインナップ
CPU Core i5 Core i3 Pentium
750 670 661 660 650 540 530 G6950
CPUソケット LGA1156
開発コード Lynnfield Clarkdale
プロセスルール 45nm 32nm
コア数 4 2 2 2 2 2 2 2
Hyper-Threading
論理CPU数 4 4 4 4 4 4 4 2
CPUクロック 2.66GHz 3.46GHz 3.33GHz 3.33GHz 3.20GHz 3.06GHz 2.93GHz 2.80GHz
Turbo Boost時 3.20GHz 3.73GHz 3.60GHz 3.60GHz 3.46GHz
L2キャッシュ 256KB×4 256KB×2
L3キャッシュ 8MB 4MB 3MB
GPU内蔵
GPUクロック 733MHz 900MHz 733MHz 733MHz 733MHz 733MHz 533MHz
TDP 95W 73W 87W 73W 73W 73W 73W 73W

Core i5/i3のマザーボード

 i5-750以外は、GPUが統合されているため、GPU機能を使うためにマザーボード側にディスプレイ出力端子を備えている必要がある。具体的には、チップセットにIntel H55 ExpressやIntel H57 Expressを採用しているマザーボードを選べばOKだ。i5-750は、LGA1156ならどのマザーボードでも使用可能となっているが、Intel H55 ExpressやIntel H57 Expressのマザーボードでは、CPU温度が高く表示されたりするため注意が必要だ。購入前にマザーボードメーカーのWebサイトにて、CPU対応リストを確認しておきたい。
 LGA1156のため、メモリは2枚単位での増設となりDDR3メモリを使用する。

LGA1156のマザーボードとしては初となるMini-ITXフォームファクタのマザーボードがZOTAC「H55ITX-A-E」だ。小型のハイエンドPCを自作できる

Intel H57 Expressを搭載する標準的なマザーボード「GA-H57M-USB3」。USB3.0をサポートしてるのが特徴だ

(次ページへ続く)

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