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十人十色の好みも49通りの明かりで解決!

シャープ製LED電球を使う

2010年04月24日 06時00分更新

文● 宇田川和成/TECH.ASCII.jp

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シャープLED電球「DL-L60AV」とは何か?

シャープLED電球「DL-L60AV」

 白熱電球は2012年までに製造中止に向かう。そこで、次世代の照明器具としてLEDに対する関心が大きく高まっている。LEDに関する最近の大きなニュースでは、東京スカイツリーのイルミネーションにLED電球が採用が決定されるなど、まさに注目の電化製品と言えるのだ。

 当然、地球にやさしいエコライフを推進すること自体を否定するものではないが、筆者を含め白熱電球の温かみが好きだという人が多いハズだ。今回は「白熱電球から簡単に移行でき、しかもエコ」と話題のLED電球をテストした。調光機能を搭載するシャープのLED電球最上位モデル「DL-L60AV」だ。

 なお、シャープのLED電球ラインアップでも、調光機能を搭載するのは、「DL-L60AV」のみという特別な機能となる。執筆時点ではリモコンで簡単に調色・調光できる製品は本製品以外にないというのも製品選びの際のアドバンテージと言ってもいいだろう。

 テストの前に「DL-L60AV」のスペックを見てみる。

「DL-L60AV」スペック
調色/調光機能
調光器対応 -
光色 昼白色相当~電球色相当
色温度 5400K~2650K
全光束 430ルーメン(昼白色相当)~300ルーメン(電球色相当)
定格電圧 100V
定格電流 93mA
消費電力 7.8W
重量 184g
サイズ 直径60×高さ114mm
口金 E26(直径26mm)
設計寿命 4万時間
 なお、シャープ製LED電球についての技術に関してはこちらが詳しいので、ぜひ参照してほしい。

調光機能・長寿命・省エネの3ポイントをチェック!

上部にある半球状の部分が発光する。リモコンはスリムカードタイプとなる

 まず、「DL-L60AV」を手にした第一印象だが、心地よいズッシリ感がある。決して悪い意味ではなく、最新テクノロジーが凝縮されている感じがするズッシリ感だ。これと比べると一般的な白熱電球は、なんとも頼りなさげな、ガラス細工といった感じがする(実際にガラス製品ではあるが……)。

左から、電球形蛍光ランプ(電球色)、LED電球「DL-L60AV」(電球色で発光)、60Wの白熱電球

 スペックや感傷に浸った感情論はひとまず置いておいて、「DL-L60AV」を実際に点灯させてみよう。

(1)調光が自由自在!

 付属のリモコンで「昼白色」「中間色」「電球色」を、それぞれ全灯(明るさ最大)、半灯(中間の明るさ)、微灯(明るさ最小)で点灯させ比較する。

自然の色の風合い「昼白色」

全灯(明るさ最大)

半灯(中間の明るさ)

微灯(明るさ最小)

昼白色と電球色の中間的な色味「中間色」

全灯(明るさ最大)

半灯(中間の明るさ)

微灯(明るさ最小)

白熱電球風な色味「電球色」

全灯(明るさ最大)

半灯(中間の明るさ)

微灯(明るさ最小)

 写真では電球色・中間色・昼白色のそれぞれに全灯(1段階)・半灯(4段階)・微灯(7段階)を掲載しているが、厳密には電球色・中間色・昼白色の間にそれぞれ2段階ずつ、計7段階のステップがある。さらに全灯・半灯・微灯の間にそれぞれ2段階ずつ計7段階のステップに調整が可能となっている。つまり49段階の調色・調光ができるのだ。

 我が家では筆者以外に電球色が好みという住人がいないため、「DL-L60AV」のような電球色から昼白色までカラーを変更できる機能は実に重宝する。たとえば、筆者は映画などをくつろいで視聴するときは、明かりを絞った電球色が大好きだが、大勢でバラエティ番組を観る場合などは昼白色のほうがしっくりくる。そんなときでも、「DL-L60AV」であれば、時と場合に応じて付属のリモコンで手軽にカラーチェンジが行なえ、十人十色の好みも49通りの明かりで解決できるのだ。

電球形蛍光ランプ・白熱電球との比較

【電球60Wタイプの電球色の電球形蛍光ランプ(12W)】LED電球が登場するまでは白熱電球に代わる省エネランプとして注目を集めた。今後LED電球の低価格化が進めは、新規に省エネランプを購入する人はLED電球を選択するだろう

【60Wの白熱電球】100円ショップでも購入できるような一般的な60Wの白熱電球。今後生産終了メーカーが増加すれば、現在のように手軽に入手できなくなる可能性も!?

 LED電球を使ってみて初めてわかることなのだが、LEDの点灯は実に速い。しかも、点灯直後から、ちらつきもなく安定する。これは電球形蛍光ランプでは難しいところだろう。スピードという点では白熱電球も負けてはいないのだが、常に「いつか切れてしまう」という不安感が付きまとうという点でLED電球にはかなわない。

LED電球の光の方向性

LED電球には光の広がりに方向性がある

 ただし、LED電球にも光の広がりに方向性があるというウィークポイントがある。本製品のデザイン上、白熱電球などに比べ、どうしても口金部方向に光があたりにくい。使用する場所と器具によっては白熱電球を使用していた時と、光の広がり方のイメージが異なるという場合も出てくるかもしれない。今後製品の機能・デザインの改善によって、全方向に光が広がるスーパーLED電球の登場が待たれるところだろう。

やはり触るべからず!

基本的に光源部は白熱電球ほど熱くはならない。触っても暖かいというレベル

口金に近い部分はヒートシンク状になっており、かなり高温になる。触らないほうが賢明だ

 発熱の少なさもLED電球の特徴だ。基本的に光源部分はあまり熱くはならない。消灯後、すぐにタッチしても問題ない程度と言っていいだろう。ただし、基板を収めた口金に近い部分はヒートシンクになっており、かなり高温になる。白熱電球ほどではないが、トラブルを未然に防ぐという意味で消灯後もしばらくは触らないほうが賢明だ。

(2)めんどうな取り替えが激減!

LED電球の設計寿命は4万時間!1日10時間点灯しても約10年間以上使える

 LED電球の設計寿命は4万時間で、1日10時間点灯しても約10年間以上使える計算。これは一般的な白熱電球の寿命1000時間の約40倍となる。つまり、階段や玄関など電球交換作業がめんどうな場所での作業が約10年も不要となり、間違いなく便利と言える。

(3)LED電球のコストってどうなの!?

LED電球にすることで、白熱電球に比べどれほどお得になるのか?

 「DL-L60AV」の販売価格は約6000円前後(4月19日時点)と、100円以内で購入できる白熱電球に比べ高価となっている。

 しかし、シャープの資料によると、7.5Wのスタンダードモデル「DL-L601N/L601L」の場合、1日10時間・1年間使用すると電気代は約602円、40Wの白熱電球では約2891円と1年で約2289円のお得となる。つまり10年以上使える長寿命設計のゆえ、最初の数年で導入コストが回収できる計算だ。ポイント2でも触れたように、取り替えの手間も考慮すると断然お得だ。

結論・今すぐLED電球に買い替えて損なし!

 以上の3つのポイントから、十人十色の好みも49通りに調節ができ、10年程以上取り替えの必要がなく、月々の電気代がお得となれば、今すぐにLED電球に交換するのがベターと言えそうだ。

 しかも、今回テストした「DL-L60AV」は、リモコン調光が可能な最上位モデルなので、調光機能など省略したスタンダードモデルなどをチョイスすれば導入コストはさらに下がるハズ。調光機能・長寿命・省エネという3つのポイントを踏まえると、今すぐLED電球に買い換えて損なしと言えるだろう。

 自宅をいち早くLED電球化して、友人にさりげなく自慢できるエコハウスを実現してみてはいかがだろうか。

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