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白熱電球とほぼ同じ約300度の光の広がりを実現

パナソニック、業界最高の配光角となるLED電球「EVERLEDS」

2011年01月27日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 1月26日、パナソニックは、業界最高の配光角(光の広がる角度)を実現したLED電球「EVERLEDS」と「調光・調色・配光切替え」機能を搭載したLEDシーリングライト「EVERLEDS」シリーズを発表した。

業界最高の配光角を実現したLED電球と「調光・調色・配光切替え」機能を搭載したLEDシーリングライト「EVERLEDS」シリーズ

 LED電球EVERLEDSは、大型グローブ内の円周上にLEDパッケージと2重の反射板を配置し、光を広げる光学設計技術を採用。円周上に配置されたLEDパッケージ上部は回路を配置する放熱技術の採用により、白熱電球とほぼ同じ配光角となる約300度を実現した。

 従来のLED電球には、直下が明るく、周囲が暗いという問題があり、取り付ける照明器具により見え方が白熱電球と異なるという問題があった。しかし、本製品は上記の技術により、白熱電球から取り替えてもほぼ同等の照明効果が得られるという。

ラインナップは、電球色相当の「LDA7L-G」と昼光色相当の「LDA7D-G」の2機種

 ラインナップは、電球色相当の「LDA7L-G」と昼光色相当の「LDA7D-G」の2機種。価格はオープンプライス。なお、市場想定価格はどちらも3500円前後となる。

光を広げる光学設計技術と円周上に配置されたLEDパッケージ上部にも回路を配置する放熱技術の採用により白熱電球とほぼ同じ配光角となる約300度を実現

従来のLED電球は直下が明るいが周囲が暗いのに対し、新機種は周囲も明るいのが特徴

壁掛けの照明での比較。左が新機種、右が従来のLED電球を使用

 LEDシーリングライトEVERLEDSシリーズは、LED光源を搭載し「調光」機能と「調色」機能で、明るさと光の色を自由にコントロールできる天井照明。

 独自の直接光と間接光の「配光切替え」機能との組み合わせにより、「普段のあかり」や「くつろぎのあかり」「シアターのあかり」「勉強のあかり」など4つのあかりに切替えられる。また、部屋の明るさを検知して自動で調光・消灯する「エコナビ」も搭載する。

「調光・調色・配光切替え」機能を搭載したLEDシーリングライト

独自の直接光と間接光の「配光切替え」機能で4つのあかりを実現

普段のあかり

くつろぎのあかり

 当日行なわれた発表会でパナソニック アプライアンス・ウェルネス マーケティング本部 本部長の中島幸男氏は、2011年度の販売目標を、LED電球は前年度の2倍となる900万個、LEDシーリングライトが初年度6万台とし、新しいあかり文化を創造すると期待の大きさを表した。

断熱材施工器具へ取り付け可能なLED電球の開発に成功

パナソニック株式会社 ライティング社 社長の伊藤好生氏

 次にライティング社 社長の伊藤好生氏は、業界初となる断熱材施工器具に対応可能なLED電球(E17口金の 斜め取付け専用タイプ)を開発したと発表した。

従来、断熱材施工器具へり取り付けについてがLED電球の課題だったが、技術的課題をクリアし量産化のメドがついたという

 要望の多かった断熱材施工器具取り付けについて、従来のLED電球では極端に寿命が短くなるなど取り付けができなかったが、断熱材施工器具取にも取り付けができる放熱設計技術と量産化技術を開発したとのこと。なお、製品化の時期などの明言はなかった。

発表会に登場した三船美佳さん

 発表会に三船美佳さんがゲストとして登場。三船さんは既に自宅の一部照明をLED化済みだという。また、よく訪れるスタジオのメイクルームが同社のLED電球を使用しているというエピソードを披露。家計を預かる主婦としてLED照明の省エネ性能に興味津津だという。

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