このページの本文へ

2010年4月開始アニメ特集 第5回

春のアニメ大改編期! 押さえるポイントはココだ!(第5編)

2010年04月04日 01時00分更新

文● コンテンツ計画

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

再来年の夏は……みんなでシャバにいてェよな。
「RAINBOW 二舎六房の七人」

作品解説
 戦後の日本、罪を犯し、少年院に堕ちた6人の少年たちと、同房の年上の少年との友情や絆、生き様を描く本作は、2001年から「週刊ヤングサンデー」(小学館)で連載され、2009年6月に「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)にて連載が再開された安部譲二原作、柿崎正澄作画の漫画が原作。
 全22巻のコミックスが刊行されているが、累計発行部数は約330万部という大ヒット作品だ。2005年には第51回小学館漫画賞を受賞している。
 TVアニメーション化にあたっては、監督に「牙 -KIBA-」や「魔人探偵脳噛ネウロ」を手がけてきた神志那弘志、シリーズ構成を「逆境無頼カイジ」や「蒼天航路」の高屋敷英夫、制作を「キャシャーン Sins」や「こばと。」のマッドハウスが担当する。
 また、俳優の小栗旬が主人公の水上真理雄の声を担当することも話題となっている。

あらすじ
 敗戦の傷跡がまだ残っていた昭和30(1955)年の日本……。
 “湘南特別少年院”の二舎六房に、水上真理雄(通称マリオ)をはじめとする6人の罪を犯した少年たちが堕ちてきた。
 大人が起こした戦争のあおりを喰らって心に傷を負ったばかりか、それぞれの理由で犯罪に手を染め、“社会のクズ”と蔑まれるようになってしまった少年たち……。
 教官からも虫ケラのように扱われ、屈辱的な身体検査を受けさせられた後、彼らは二舎六房という部屋に入れられる。そこには桜木六郎太(通称アンチャン)という年長者がいた。いきなり六郎太に喧嘩をしかけるマリオたちだったが、逆に叩きのめされてしまう。
 しかし、六郎太はマリオたちを殴り倒しただけでそれ以上は何もせず、さらに煙草をみんなにまわすなど、実は優しい男だった。それまで馴染みのなかった年長者の優しさに触れたマリオたちは、六郎太を慕いだす。
 やがてマリオをはじめとする6人とアンチャンとの間には、友情と絆が芽生え、「再来年の夏、外(シャバ)に出る」ことを唯一の、そして大いなる夢として心に抱き、不条理と向き合い、過酷な日々を乗り越えていく……。

スタッフ
原作:安部譲二、柿崎正澄(小学館「ヤングサンデーコミックス」)
監督:神志那弘志
シリーズ構成:高屋敷英夫
キャラクターデザイン:菊池愛
総作画監督:菊池愛、高橋美香
美術監督:清水友幸
撮影監督:増元由紀大
色彩設定:堀川佳典
編集:寺内聡
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男(サウンドボックス)
音響制作:テクノサウンド
アニメーション制作:マッドハウス
製作著作:バップ

オープニングテーマ coldrain「We're not alone」
エンディングテーマ ガルネリウス「A FAR-OFF DISTANCE」

キャスト
水上真理雄:小栗旬
節子:貫地谷しほり
桜木六郎太:小山力也
松浦万作:脇知弘
野本龍次:藤原啓治
前田昇:朴璐美
遠山忠義:黒田崇矢
横須賀丈:羽染達也
佐々木:土師孝也
石原:石井康嗣
リリィ:山像かおり
ナレーション:林原めぐみ
ほか

テレビ放送情報
日本テレビ 4月6日から毎週火曜日24:59~
(※放送日時は放送局の都合により変更になる場合があります)

公式サイトURL http://www.ntv.co.jp/rainbow/

→次ページへ続く

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ