PCI-Express 2.0 x16を2スロット搭載のGPGPU向けワークステーションも
JCS、Xeon 5600番台サーバーなどを一挙に7製品発表
2010年03月18日 06時00分更新
3月16日、日本コンピューティングシステム(JCS)はXeon 5600番台を搭載するサーバ7機種、ワークステーション1機種を発表した。各製品ともXeon 5600番台×2を搭載可能で、最大メモリは96GB(8GB×12)、ホットスワップ対応のHDDベイを内蔵する。
1UラックマウントサーバのVintage 1U-XEG2は、3.5インチSATA HDD×3を搭載可能な製品。PCI-Express 2.0 x16を1スロット搭載し、600Wの専用電源を内蔵する。同じく1UサイズのVintage 1U-XEGL2は、2.5インチSAS HDD×6に対応。PCI-Express 2.0 x16を1スロット、ホットスワップ対応の650Wの電源を搭載している。また、Vintage 1U-XPG3は、650Wの冗長化電源を搭載する1Uサーバ。こちらはHDDは3.5インチSATA×4に対応し、PCI-Express 2.0 x8を2スロット搭載する。価格は、Xeon L5609(1.86GHz、4コア)×2搭載のVintage 1U-XEG2で、34万1250円(税込、以下同)からとなる。
Vintage 1U-XETG2は、1Uラックマウントサイズに2台分のサーバ(ノード)を搭載する製品。1ノードにXeon 5600番台×2、最大96GBメモリを搭載可能なため、合計で4CPU、192GBメモリとなる。HDDは1ノードあたり、3.5インチSATA HDD×2を搭載でき、InfiniBandとPCI-Express x16に対応する。電源は、1200Wの冗長化電源だ。価格は、合計でXeon L5609×4を搭載する製品で52万6050円から。
Vintage 2U-XEG2は2Uラックマウントサーバで、3.5インチSATA HDD×5を内蔵できる。PCI-Express 2.0 x8を3スロット搭載し、電源は750Wのホットスワップ対応。同じく2UサイズのVintage 2U-XEGL2は、2.5インチSAS HDD×8に対応。PCI-Express 2.0 x8を3スロット、750Wホットスワップ電源を搭載する。価格は、Xeon L5609×2搭載で38万100円から。
Vintage XEHC2は、タワー型サーバ。3.5インチSATA HDD×6を内蔵可能で、拡張スロットはPCI-Express 2.0 x8が4スロット、PCI-Express 2.0 x4とPCIが1スロット。筐体はインテル製シャーシ「SC5650DP」を採用している。価格は、Xeon L5609×2搭載モデルで32万7600円、Xeon L5640(2.26GHz、6コア)×2搭載モデルで46万8300円から。
ワークステーションのVintage GLWG4は、ハイエンドワークステーション向けグラフィックスボード「NVIDIA Quadro FX5800」を搭載。3.5インチSATA HDD×6に対応し、拡張スロットはPCI-Express 2.0 x16を2スロット、PCI-Express 2.0 x4とPCI-Express 2.0 x1を1スロットずつ搭載する。筐体にはVintage XEHC2と同様に「SC5650DP」を採用している。価格は、Xeon L5609×2搭載モデルで87万1500円、Xeon L5640×2搭載モデルで102万2200円から。
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