「エコノミー」は、5年間無償保証※2という点。OKIデータは長年、LED技術を研究・開発した結果、シンプルな印刷構造を確立した。これにはLEDのプリントヘッドに採用している、独自の接合技術「エピフィルムボンディング」も関係している。
LEDは電流を流さないと光らない。そのため、従来はドライバーICとセットにして、ワイヤーでつないで光を出していた。ところが2006年に発表したエピフィルムボンディングを実用化してから、状況が変わった。
エピフィルムボンディングは簡単に言えば、接着剤を使わずに異なる物質をくっつけるという技術だ。心臓部のLEDとICチップをピタッと貼り合わせる手法をとることで、ワイヤーなどの部品を大幅に削減して、低コストで高性能なLEDプリントヘッドを生み出せるようになった。こうした技術に裏付けられた自信の現れが、5年間無償保証なのだ。
タフ、エコ、エコノミーと3拍子揃ったC711dnとC610dn。SOHOではこれ1台あればほとんどの用途が足りるだろうし、大企業の部署で置くという用途にも向いている。そろそろページプリンターの置き換え時期という職場では要注目だ!
※1 本体価格20万円以下(税別)の国内A4カラーページプリンターにおいて。
※ メンテナンス品(定着器ユニット、ベルトユニット、給紙ローラセット)、および消耗品(トナーカートリッジ、イメージドラム)の費用は保証期間中でもお客様の負担となります。また5年間無償保証を受けるにはお客様登録が必要です。
コラム:ディスプレーにも活用 LEDが拓く未来
OKIがLEDの用途として考えているのは、プリンターに限らない。プリンターではLEDをヘッド部分に横一列で並べているが、このLEDを縦横に敷き詰めることで小型ディスプレーや車載用インフォメーションディスプレイにも応用できる。実用化に向けて開発中だ。
提供:OKIデータ