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2010年 Core i7/5/3搭載ノートはコレが買い! 第1回

Core i5/3って何が違うの? 新CPUノートの素朴な疑問

2010年01月25日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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Q8 Core iシリーズのノートは、Core 2 Duoノートと比べてどれくらいの性能があるのか?

A8 同クラスの製品なら、全般的に性能向上を果たしている。特にCPU周りの高速化が目立つ。

LaVie L「LL750/WG6」。Core i5-430Mと16型ディスプレー、BDドライブ内蔵と充実した構成ながら18万円前後と、お買い得感の高い製品

2009年秋冬モデルのLaVie L「LL700/VG6」

 今回はNECの大型ノート「LaVie L」シリーズから、Core i5-430M(2.26GHz)を搭載する「LL750/WG6」と、Core 2 Duo P8700(2.53GHz)を搭載する2009年秋冬モデル「LL700/VG6」を取り上げて、同価格帯でコンセプトも同じノートパソコン同士での性能を比較してみた。両機種とも、発表当時の予想実売価格は17万5000~18万円前後と、同価格帯に位置付けられる。主な仕様は以下のとおり。

  LL750/WG6 LL700/VG6
CPU Core i5-430M(2.26GHz) Core 2 Duo P8700(2.53GHz)
チップセット HM55 GM45
メモリー DDR3-1066 4GB
グラフィックス CPU内蔵 チップセット内蔵
ディスプレー 16型ワイド 1366×768
光学ドライブ 記録型BDドライブ
HDD 500GB

Windowsエクスペリエンスインデックス

 まずはWindows 7のパフォーマンス評価機能「Windowsエクスペリエンスインデックス」の結果を比較してみた。

LL750のスコア

LL750のスコア

LL700のスコア

LL700のスコア

 最低値となる基本スコアは、LL750は「グラフィックス」の4.7、LL700は「ゲーム用グラフィックス」の3.4となり、大きく向上している。項目別に見ると、「プロセッサ」はLL750でやや向上し、「メモリ」は横ばい。「グラフィックス」と「ゲーム用グラフィックス」は、LL750で大きく向上している。GPUクロックの上昇が効いたということだろうか。一方、搭載するHDD性能の影響が大きい「プライマリハードディスク」は、逆にLL750の方が若干低かった。

CPU性能

 次にCPU自体の演算性能を、総合ベンチマークソフト「SiSoftware Sandra Lite 2010c」を使って計測してみた。

「プロセッサの演算パフォーマンス」の比較

「プロセッサの演算パフォーマンス」の比較。単位はカッコ内

「マルチメディア処理」の比較

「マルチメディア処理」の比較。単位はMPixel/秒

 整数命令・浮動小数点命令の性能比較と、マルチメディア処理の性能比較の2種類を計測してみたが、どちらもLL750の方がかなり高い。前者はほぼ1.5倍、後者も1.27~1.8倍と、大きな性能差を示している。

 動作クロックだけなら、LL750のCore i5-430Mの方が低いのだが、テスト中はターボ・ブーストにより、ほぼ最高値の2.53GHzで動作し続けていたようだ。それでも動作クロックは同等だから、この差には驚かされる。


TMPGEnc 4.0 Express

 「TMPGEnc 4.0 Express」を用いて、動画のトランスコード性能を比較した。素材には約54秒のフルHD解像度のAVCHDビデオ(.m2ts)を使用し、MPEG-4(ISO MPEG-4)の標準設定のまま変換、複数回計測の平均値(秒)を算出した。

TMPGEnc 4.0 Expressでのトランスコード時間の計測結果

TMPGEnc 4.0 Expressでのトランスコード時間の計測結果。単位は秒で、短い方が速い

 約20秒もLL750の方が速いという結果になった。1分に満たない短い素材でこれならば、長い動画の変換ではさらに大きな差が付くと期待できる。変換中はターボ・ブーストで2.53GHz動作が続いていた。Core i5の霊験あらたかというところか。


PCMark Vantage

 総合ベンチマークソフト「PCMark Vantage」で、総合スコアと各項目の詳細スコアを計測してみた。

PCMark Vantageの計測結果

PCMark Vantageの計測結果

 HDD性能の項目を除けば、どれも+10~30%程度の高速化を果たしている。特に30%近い差がある「Gaming」では、CPUやGPUの性能差を見る項目で大きな差が見られる。「TV and Movie」ではビデオトランスコードの処理で、LL750の方が大きな差を付けていた。

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