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インテル「D410PT」「D510MO」

GPU統合の新型「Atom」搭載インテル純正マザーが販売開始

2010年01月04日 18時30分更新

文● 増田

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 昨年末の12月21日に正式発表となった低価格ノート/デスクトップPC向けの新型「Atom」を搭載したMini-ITXフォームファクタのマザーボード2モデルがインテルから発売となった。

正月明けとなった本日から販売がスタートしたのはインテル純正の「D410PT」と「D510MO」の2モデル。いずれもMini-ITXフォームファクタの製品

GPU機能とメモリコントローラーを内蔵した新型「Atom」

ヒートシンクを外すと「Atom D410」が。またCPUと同じく45nm製造プロセスとなる新型チップセット「Intel NM 10 Express」は、GPU機能とメモリコントローラーがなくなったためか、基板上にはヒートシンクレスのむき出し状態で実装されている

 発表された新型「Atom」は、「Atom N450」、「Atom D410」、「Atom D510」の3モデル。最大の特徴は、これまでノースブリッジの機能であったGPU機能とメモリコントローラーをCPUに内蔵した点となる。
 搭載されるGPU機能は「Graphics Media Accelerator 3150」。GPU機能を統合したIntel製のプロセッサとしては初の製品となる点も忘れてはならない。主なスペックは以下の通り。

  • Atom N450(1.66GHz、シングルコア、L2キャッシュ容量512KB、TDP 7W)
  • Atom D410(1.66GHz、シングルコア、L2キャッシュ容量512KB、TDP 10W)
  • Atom D510(1.66GHz、デュアルコア、L2キャッシュ容量1MB、TDP 13W)

 製造プロセスは既存のAtomと同じ45nmで、HyperThreadingに対応。こちらも45nm製造プロセスとなる新型チップセット「Intel NM 10 Express」は、GPU機能とメモリコントローラーがなくなったためか、基板上にはヒートシンクレスのむき出し状態で実装されているのが印象的だ。

基板裏面の様子とヒートシンクを外したところ。2チップ構成になったためにマザーボードは全体的にすっきりとした印象を受ける

“初値”は意外に安価

残念ながらDVIやHDMIはないものの、I/O部にはVGA出力を搭載。上位の「D510MO」にはギガビットイーサネットやMini-PCIeスロットも用意されている

 正月明けとなった本日から販売がスタートしたのはインテル純正の「D410PT」と「D510MO」の2モデル。いずれもMini-ITXフォームファクタの製品だ。両モデルとも外観上に変化はなく、大型のヒートシンク採用のファンレス仕様。2チップ構成になったためにマザーボードは全体的にすっきりとした印象を受ける。
 主なスペックは、拡張スロットがPCI×1、Mini-PCIe×1(「D410PT」はなし)、DDR2-DIMM×2(最大4GBまで、シングルチャンネル動作)。オンボードインターフェイスは、「GMA3150」によるVGA機能のほか、ギガビットイーサネット(「D410PT」は100Base-TX)や6chサウンド(「D410PT」は4chサウンド)、Serial ATA II×2、USB2.0×7など。残念ながらDVIやHDMIはないものの、I/O部にはVGA出力が用意されている。価格および販売ショップは以下の通り。新型「Atom」を搭載した新製品ながら、いわゆる“初値”は意外に安価な印象で、気軽に購入できるレベルといえそうだ。

いわゆる“初値”は意外に安価な印象で、気軽に購入できるレベルといえそうだ

価格ショップ
「D410PT」
¥6,880パソコンハウス東映
¥6,980アーク
ドスパラ秋葉原本店
TWOTOP秋葉原本店
フェイス本店
T-ZONE.PC DIY SHOP
¥7,280ソフマップリユース総合館
「D510MO」
¥8,280パソコンハウス東映
¥8,480アーク
ドスパラ秋葉原本店
TWOTOP秋葉原本店
フェイス本店
T-ZONE.PC DIY SHOP
¥8,580ソフマップリユース総合館

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