毎年恒例となったApple Storeの初売りが1月2日に開催される。初売りでは直営店、オンラインのApple Store、それに電話販売窓口のいずれでも、アップル製品を中心に特別価格で販売される。例年通りであれば、MacやiPad、iPodなどが5000〜1万円程度安く買える絶好のチャンスだ(関連記事)。
これに加え、直営店では限定の「Lucky Bag」(福袋)が個数限定で販売される。このLucky Bag、年によって販売価格や中身は微妙に異なるが、販売価格の約2倍に相当する商品が入っていることから、毎年人気を集めている。2011年はついに、旗艦店となる銀座店で、1月1日の終電前後に予定数(約400個)が終了してしまうほどの大人気だった(関連記事1、関連記事2)。
今回も前回に引き続き、オンラインではLucky Bagは販売されないため、全国7ヵ所にある直営店では、かなりの争奪戦が予想される。もちろんASCII.jpでは、発売直後にその中身を詳しくレポートする予定だ。
Apple Store初売り情報 | |||
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開催店舗 | 銀座、渋谷、心斎橋、名古屋栄、福岡天神、仙台一番町、札幌、Apple Online Store | ||
年始の営業時間(7店舗) | 2012年1月1日:休業/2012年1月3日以降:通常営業 | ||
初売り日時 | 2012年1月2日 午前8時開店〜午後9時閉店(仙台一番町、札幌は午後8時閉店)。Apple Online Storeは終日 | ||
福袋 | 全国7直営店で「Lucky Bag」を価格3万3000円で販売(数量限定、1人1個、売り切れ次第販売終了) |
とはいえ、価格3万3000円と決して安くはないLucky Bag。中身の傾向が分からないまま寒空の下に並ぶのは苦痛という人も多いだろう。そこで、初のLucky Bag販売(2004年)から並び続けてきた筆者が、独自の研究成果を元に下した予想を公開しよう。
ただし、予想に対する自信は7割程度といったところ。アイテムそのものというより、アイテムの傾向や金額の目安としてお考えいただきたい。それも、かなり手堅い方向性で予想しているつもりだ。毎年裏を読みすぎて大外ししたり、予想が当たったら当たったで叱咤激励しか言っていない気もするが、まあ、その辺は大きく割り引いてお読みいただきたい。
それでは2012年のLucky Bagは、いったいどのような中身になるか、予想を展開していこう。
テーマと金額から中身が見える?
実は、以前のLucky Bagには、テーマやキーワードが付けられていた。例えば、2008年は「Apple Storeスタッフが選ぶ人気アイテム」(結果:Mac OS X LeopardやiLifeなどのソフトウェアパッケージ中心)、2009年は「音楽好きにはたまらないLucky Bag」(結果:第4世代iPod nanoが中心)、2010年は「ミュージック」(結果:第5世代iPod nanoが中心)とあり、キーワードからおおむね内容を予想できた。
しかし、2012年のLucky Bagは「中にはApple Storeが厳選したアップル製品、アクセサリ、オリジナルグッズなどが入っています。」(アップルのウェブサイトより)となっている。実はこれ、2011年とまったく同じ文面で、ヒントにも何もなっていない。素直に読めば「去年とあまり変わらないですよ」というメッセージにも受け取れる。
一方、2012年の価格は3万3000円と、2011年(3万円)よりも3000円上がっている。Lucky Bagの中身が、販売価格の約2倍以上に相当することを考えれば、去年よりも充実した内容を期待できる根拠とも考えられるだろう。総額は6万6000円〜7万円程度になると予想される。
2012年の“当たり”製品は?
例年通りであれば「中当たり」で「iPad 2 Wi-Fi」(16GB)が各店10〜20本、「大当たり」となる「Super Lucky Bag」として「MacBook Air」や「iMac」などが、各店1〜3本くらい含まれていそうだ。
