2日、国内7店舗のアップル直営店「Apple Store」で初売りが始まった。初売りでは数量限定の「Lucky Bag」(福袋)を販売したことに加えて、Mac本体や周辺機器を特別価格で提供していた(関連記事)。
本記事では昨年に続き、実際にApple Store Ginzaに並んでLucky Bagを購入した筆者のレポートをお届けしよう。
午前2時、寒さとの戦いが始まる……
筆者が現地に着いたのは午前2時10分頃。この時点で約35人前後が歩道に列を作っていた。
昨年は8時過ぎまでに最長で3ブロックぶん(約300m)、人数にして400人以上がLucky Bag狙いで並んでいたが、今年はそれと比べてかなり人が少ない印象だ。昨今の不景気もさることながら、昨年のLucky Bagの内容がイマイチ不人気だったことも多少影響していたのかもしれない。
1月2日は銀座のデパートやブランドショップなど、各所で初売りを実施している。これを目当てに訪れる人(特に若い女性)の数はかなり多く、想像よりも人々が行き来するので、Apple Storeに並んでいても孤独さを感じることは少なかった。実はApple Storeに並ぶ人たちよりも、デパートなどに並ぶ人たちのほうが熱意があるのではないかと感じさせられる一面も……。
Lucky Bagの販売総数は各店舗によって異なるのだが、基幹店である銀座店はさすがに割当数が多く、例年100〜200個程度を販売している。今年は7時30分過ぎに予定数に達し、惜しくも間に合わなかった数十名がLucky Bagを諦めて列をあとにしていた。
Lucky Bagは、事前に販売条件を記した紙が配布される。この紙にシリアル番号が振ってあり、整理券の役割を果たしているわけだ。もっとも、銀座店ではこの紙が配布されても列は解散されず、引き続き並び続ける必要があった。他地域の店舗では、昼までにこの紙を持ってくれば購入できるような措置を取っていたところもあるらしい。トイレや食事などの融通が利くので、今後は銀座店でも整理券方式の採用も検討してほしいところだ。
それではお待ちかね、次のページでは筆者が手に入れたLucky Bagの中身を余さず公開しよう。