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T教授の「戦略的衝動買い」 第82回

忘年会、合コンで実証済み

T教授お勧め! 女子の心をつかむガジェット10(後編)

2009年12月31日 13時00分更新

文● T教授

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その8:ビジネスより宴会向き!? 超ミニ・プロジェクター

 08年末から09年にかけて流行ったモノのひとつに「マイクロ・プロジェクター」があった。まだまだ将来の市場展開が分からないのに、過去形で言うのは何だが……。筆者もいくつかのサンプル商品を試用して評価記事を書いたにも関わらず、結局、自分専用に購入したものはビジネスには一回も使わなかった。

 多くの理由は、既存のパソコンとの接続性の問題と、アプリケーションデータの再現性の限界だ。筆者の購入した「PocketCinema V10」は、1GBの内蔵ストレージを持っており、さらに外部機器としてSDカードを活用できる(関連記事Amazon.co.jpで見る)。

PocketCinema V10。購入価格は3万4000円

PocketCinema V10

ピント合わせに多少コツが要るが、手持ちで天井に投影することも可能だ

 小振りなハンディタイプのプロジェクターは、標準的な画像や音楽、動画のデータを再生してくれる。特にJPEG画像をスライドショーとして投影できるのはなかなか便利だ。あらかじめ投影したいデータをパソコン上でJPEG画像として画面キャプチャーし、SDメモリーに保存しておけば、宴会やパーティーのその場で、壁面や天井に投影してその場にいる全員で楽しむことが可能だ。

 接近戦で映像を映すのに最適のスクリーンは、彼女の着ている清楚な白いブラウスだ。個体の特性によらず比較的フラットなスクリーン形状を確保できる彼女の背面は理想的なスクリーンかも知れない。極めて難しいシチュエーションだが、「先生エッチ〜!」だけは何としても避けなければならない。

 すべからく、すべての成功はマージナル(境界)の見極めにかかっている。各社から鳴り物入りで発売されたマイクロプロジェクターだが、合コンや宴会での活用を飛び越えて、ビジネスエリアで売り上げを稼ぐには、工夫とアイデアがもうひとつ要るだろう。

 ビジネスエリアでの展開はさておき、某社が発売したプロジェクター付きデジカメは、従来のデジカメ+PC+マイクロプロジェクターでやっと実現できたパフォーマンスをたった一台の装置で実現出来る優れモノだ。

 しかし、商品プロモーションや使い方の提案が、真面目すぎてユーザの心に届いていない。発表直後のスペック上の人気とは裏腹に筆者の周囲では購入者は皆無だ。二次会でのどこでもプレイバックハードウエアとして大活躍は十分期待できるはず。未知数な可能性を没にして、マイクロプロジェクターがこのまま沈んでしまうことのない様に祈りたい。


その9:強さとエコさが響く「紙和ブリーフケース」

 筆者が非常勤を勤める大学では、先輩教授が学生を始めとする多くの人達を集めて世界最大の巨大和紙作りにチャレンジし、今年秋、ギネスの認定を勝ち取った。和紙は多くの日本人が興味を持つ、古くて新しい伝統的なアイテムだ。

 そして男性より女性の方が圧倒的に早く和食の魅力に惹かれるように、こと「和」に関しては男性より女性の方が早熟だろう。デザイナーの深澤直人さんが山梨県の和紙製造元とコラボしてできたデザイナーズブランド「SIWA・紙和」も女性に人気を集めている。

 ペンケースや眼鏡ケースなどの小物入れから、モバイルPCやかなり多くの書類やフォルダを収納してもビクともしない強靱な封筒型ケースまで、カラーバリエーションも豊富で、何より和紙独特のシックで強いという特長が女性に人気のある理由だ。

 筆者は、ホワイトカラーの「SIWAブリーフケース」を発売と同時に速攻買いした(関連記事)。雨にも強く、全面的に雨で濡れても暖房中の室内なら2時間ほどで乾燥して元通りに戻ってくれる。凝り性な筆者は、日常持ち歩く鞄を紙製に換えたついでに、その中に入れる書類ケースやペンケースまで紙製のものに合わせてしまった。

SIWAブリーフケース。実測174gで、何と文庫本と同じという軽さだ。購入価格は1万2600円

 その効果があってか、携帯総重量が今までの半分近くに減った。今も自宅のあちこちに点在する米国ゼロ・ハリバートンのアタッシュケースを愛用していた頃に比べると、数分の一の重量かも知れない。

紙の財布(写真右)

 紙和ブリーフのいいところは、2007年に紹介した「紙の財布」と同じく、一見して「ちょっと情けない雰囲気」があることだ。普通、紙のブリーフケースが、商品としてこの世に実在するとは思ってもいない女性が多いので、多くは、安価なつや消しビニール鞄だと思い込むらしい。

 普段、ブランドモノやオーダー鞄を使っている人が持っているだけで違和感があるのだろう。「この鞄、実は紙だよ!」と言うと驚き、さらに自分の手で触れて「本当に紙だ!」と感動してくれるように、楽しいコミュニケーションを生み出してくれる。

 今年1年、紙にインスパイアされた筆者は、来年、自らも紙の商品を企画している。すでに何人かの女性にサンプルをお見せして意見を調査中だ。何かは言えないが、間違いなく来年末の「女子の心をつかむガジェット10」に入る商品だと確信している。こうご期待。

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