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エコポイントがある今こそ! 2009年冬 大画面テレビの買い方 第1回

大画面テレビのスペック表はここに注目せよ

2009年11月25日 15時00分更新

文● 鳥居一豊、ASCII.jp編集部

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テレビを置くスペースを実測することも重要
サイズ・質量編

 テレビのサイズは特に大事な要素だろう。どんなに欲しい製品でも、置くスペースがなければ購入するわけにはいかない。その意味でも、製品選びではまず自分の家にどのくらいのサイズが設置できるかを確認したい。

ソニーのサイトから

ソニー「BRAVIA」のサイトから。大画面テレビはやはりサイズから選ぶもののようだ

 製品の大きさは画面サイズが目安になる。たとえば今使っている29型の4:3ブラウン管テレビよりも大きな画面にしたいと思うなら、おすすめのサイズは37V型以上となる。薄型テレビはワイド画面となっているので、単純に数値だけを比較するのは間違いだ。

サイズの選び方

各社のサイトとも、画面サイズの選び方についてはアドバイスとなる情報を多数掲載している。ちなみにテレビ画面からの最適視聴距離は16:9のモニターの場合、おおよそ画面の高さの3倍と言われている。50V型だと2メートル弱。案外近いのだ

 画面サイズがより大きくなったと感じるには、画面の高さが基準になる。メーカーによっても多少の違いはあるが、29型ブラウン管テレビの画面の高さはおよそ40cm。32V型ではおよそ39cmほどなので縦だけならば逆に低くなる。

 これが42V型となると高さは約52cmとなり、テレビを置き換えたとき、より大きくなったと実感できる。値頃感のある32V型だが思ったよりも大きいと感じられず、すぐにより大きなサイズに買い換えたくなってしまうかもしれない。

サイズ比較

4:3の29型と、16:9の32V型では画面の高さでは、前者のほうが実は大きい(もちろん画面面積では後者のほうが大きいが)。テレビが大きくなったという感動を得たい場合は40V型オーバーを狙うべきだろう

  4:3 16:9
  21型 25型 29型 32V型 37V型 42V型 46V型 52V型
高さ 30cm 35cm 40cm 39cm 46cm 52cm 57cm 65cm
40cm 47cm 54cm 70cm 82cm 93cm 102cm 115cm

 とはいえ、いきなりプラス10型以上の大画面は家に置けるかどうか心配に感じる人も多いだろう。実はその点も安心。薄型なので、ブラウン管のように奥行きのあるテレビよりも設置スペースは小さいのだ。部屋の角にテレビを置くコーナー設置でも、奥行きが短いぶん、画面が大きくなってもテレビをより小さいスペースに置ける。

 このように、テレビのサイズ選択では、有効画面サイズを確認。設置スペースの確認では外形寸法を確認という手順になる。外形寸法のサイズは、現在は付属のスタンドを含んだ数値になっているので、奥行きは30cm前後と思ったよりも長め。これは設置するラックやテレビ台のためのスペースなので、勘違いしないように注意したい。

 今回サンプルに用いたソニー「KDL-46ZX5」は、壁掛けもしやすい超薄型モデルなので、ディスプレイだけの奥行きは最大でも58mm。壁掛け設置は工事が必要など、敷居が高い。しかし、最近では壁にぴったりと寄せて設置できる「壁寄せスタンド」などが用意されることも増えている。設置を考えるときには、こうしたオプションのアクセサリーなどもチェックしたいところだ。

壁寄せスタンド

壁掛けは工事の必要があったりと、どうしても心理的なものを含む抵抗が大きいが、最近では各社ともほぼ壁にくっつけて設置できる壁寄せスタンドを用意しているケースが多い。数万円するオプションで決して安いモノではないので、テレビとセットで購入することでショップと割引交渉をするのが吉かも

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