Internet Explorer(Trident)、Firefox(Gecko)、SafariやGoogle Chrome(WebKit)という3つのWebレンダリングエンジンを使い分けられるのが特徴のWebブラウザー「Lunascape」がメジャーバージョンアップする。Windows 7に対応し、UIを一新したほか、Firefoxアドオンも利用可能になるという。10月14日にそのテスト版(α版)が「ORION」の名称(開発コードネーム)で一般公開された。
掲載当初、タブ切り替えの3D表示表示が標準機能であるかのような記述がありましたが、誤りです。正しくはFirefox用アドオン「foxtab」で実現した機能です。お詫びして訂正いたします。(2009年10月15日)
ORIONはUI(スキン)も一新し、画面サイズや表示解像度が小さなネットブックでも広い表示領域を確保するべく、小さいながらも見やすいアイコンを採用している。
また、Webページ作成者向けに、カスケード表示を改良。同一ページを3つのレンダリングでまとめて表示し、レンダリング結果の違いを見比べやすくなった。さらにWindows 7に正式対応。
すでにFirefox 3.5を使用中の環境に6.0αをインストールすると、Firefox環境に組み込んだアドオンを自動取得して。そのまま引き継げるという。ただし、すべてのアドオンの動作を保障するものではない。
同社ではORIONの開発コードネームを、オリオン座の外周の4つの星=4つのWebブラウザー、中央の三ツ星=3つのレンダリングエンジンと3つのアドオン(IE用、Lunascape用、Firefox用)にちなんで名づけたとしている。