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Lunascape 6.0β版登場

サイドバー用Firefoxアドオンが複数同時に利用可能に

2009年11月11日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 10月14日にα版がリリースされた国産Webブラウザーの最新版「Lunascape 6.0」(開発コードネーム:ORION)。豊富に提供されているFirefoxアドオンのサポートが最大の特徴だが、今回新たに“サイドバー表示用のFirefoxアドオンを複数同時使用が可能”なβ版がリリースされた。

USBメモリの用途

Lunascape 6.0 β版で、複数のサイドバーアドオンが同時利用可能になった。画面は左に「Mini Map Sidebar」と「履歴」、右に「Alexa Sidebar Again」、下に「Firebug」、さらにフローティングサイドバーとして「Twitkit」「Feed Sidebar」を表示している

 表示中のWebサイトと同時に閲覧できるサイドバーには、多くのFirefoxアドオンが提供されているが、標準ではサイドバー用のアドオンは1つしか使えない。そのため、“複数のサイドバー用アドオンを使うためのアドオン”が有志によって提供されている。

 今回のLunascape 6.0 β版では、標準でサイドバー用アドオンの左右と下部への配置、およびフローティング表示が可能になっている。そのため、WebメールやTwitter、RSSフィードの新着確認、地図ページの常時表示など、自分の利用スタイルに応じたカスタマイズが行なえる。

サイドバーすべてをフローティング

サイドバーから切り離してすべてフローティングにすれば、自由な場所に配置もできる。なお、本製品は評価用β版のため、自己責任で利用してほしい

 また、ごく短時間のため見つけにくいが、新規タブを開く際にアニメーション表示にすることで滑らかなUI表現を実装したり、WebKitエンジン使用時にページ内検索や印刷が可能になるなど、ユーザーからの意見を取り入れた機能拡張、改善を行なっている。

 今回、日本語β版と同時に、英語β版、およびイタリア/韓国/スペイン/ドイツ/中国など9ヵ国語のα版もリリースされた。

 Webブラウザーは今後、HTML5の標準化によって、新たな競争が始まると見られる。新OSの登場に沸き立つPC業界だが、OSのリニューアルに合わせて毎日使うWebブラウザーも新しい製品を試してみるのはいかがだろうか。


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