ついにBDドライブを搭載したAVパソコン
Qosmio G60
、dynabook Qosmio GX
ハイエンドの大型ノートパソコン「Qosmio」シリーズと「dynabook Qosmio」シリーズは、Windows 7搭載モデルから待望されていた記録型BDドライブを標準搭載した新製品が登場した。
テレビ視聴・録画機能と映像処理エンジン「SpursEngine」を搭載するAVノート「Qosmio G60 G60/97K」は、BDメディアに編集したビデオ映像を書き込む際に、SpursEngineを使ったハードウェアでの高速映像変換処理を行なう機能を備える。
また、SD画質の映像をHD画質にアップコンバートしてBDメディアに書き込んだり、DVD映像をHD品質にアップコンバートして表示する、といった機能も備える。デジタル放送録画も、SpursEngineによる高画質圧縮によって、最大8倍の圧縮録画が可能となっている。
地デジチューナーを2基内蔵し、ディスプレーはフルHD解像度の18.4型ワイドを搭載。CPUはCore 2 Duo P8700(2.53GHz)を採用。さらにグラフィックス機能として、独立GPUのGeForce GT230Mを標準搭載するなど、それ以外のハードウェアも充実している。
またQosmioだけの特徴ではないが、OSを32bit/64bitのどちらかに切り替えられる「セレクタブルOS」を採用。互換性重視の32bit版を使いながら、必要となったら大容量メモリーを使える64bit版に切り替える、といった使い方が可能となっている。搭載OSはWindows 7 Home Premium。
予想実売価格は29万円前後。発売日は11月下旬の予定。
ほぼ同一の構成で、テレビ機能とSpursEngineを持たない「dynabook Qosmio GX GXG8K」は、予想実売価格は22万円前後。発売日は11月下旬の予定。
dynabook TX、TV
テレビ機能搭載ノート「dynabook TV」シリーズと、大型ノートの中でも上位機種の「dynabook TX」シリーズも、記録型BDドライブ内蔵モデルがラインナップされた。OSはどちらもセレクタブルOSで、Windows 7 Home Premiumを搭載する。
dynabook TVは3製品のうち、最上位のTV/68KBLがBDドライブを内蔵する。SpursEngineは搭載しないが、地上デジタル放送の視聴と録画、BDメディアへの番組書き出しが可能である。液晶ディスプレーは16型ワイド/1366×768ドット、CPUはTV/68KBLがCore 2 Duo P8700(2.53GHz)、下位モデルのTV/64がCeleron T3000(1.80GHz)となっている。
予想実売価格は、TV/68KBLが18万円台半ば、TV/64が14万円台半ば。発売日は10月22日の予定。
テレビ機能を持たないdynabook TXシリーズは、5機種すべてがBDドライブを内蔵する。ディスプレーやCPUは、TV/68KBLと同じCore 2 Duo P8700・16型ワイド/1366×768ドット。
ラインナップは3種類で、予想実売価格はOffice Personal 2007+PowerPoint 2007搭載の「TX/67KBL」が17万円台半ば、Office Personal 2007搭載で3色カラーバリエーションの「TX/66」が17万円前後、メモリーとHDD容量が少なめの「TX/65KWH」が16万円前後。発売日は10月22日の予定。