公園に捨てられた子猫
そんな20mmF1.7のレンズをつけていつも猫と遊んでる都内某公園へ行ってみると、なんとなく様子が変。地域猫ボランティアをしてるおばさんとおねえさんによると、ほんの数日前、やせ衰えた子猫が箱で捨てられていたんだそうな。ふたりとも怒り心頭。
1匹は介抱の甲斐無く死んでしまったが、もう1匹はなんとか生き延びていて、ブドウ糖や猫用のミルクを与えながら様子を見ているそう。目が目やにでつぶれちゃってるけど、目が見えてないわけではなさそうで、すごく元気である。
無謀にもしょっちゅうケージから出ようとする。前足をちょこんとかけた姿が可愛かったので思わず撮影。
こんな風にけなげにか細い声で鳴くのである。食欲はなく、まだ体重が標準の半分くらいで予断は許さないといっていたが、非常に元気ではある。見ててひやひやするくらい。
まだこんなに小さくて軽い。わざわざ猫ボランティアの目につく場所に捨てるくらいなら、子供を産ませない(動物病院で避妊手術をしてくれるし、自治体によっては費用の一部を補助してくれる)、産んじゃったら責任を持って里親を捜す、くらいのことはなんとかしていただきたいと思う秋の空である。
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筆者紹介─荻窪圭
老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。
*次回は10月16日掲載予定
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